スポンサーリンク

佐久穂小学校の英語教育について前編!

一般質問で行った佐久穂小学校の英語教育についてを簡単に・・・。

 

2020年度から

小学校3・4年生には外国語活動、

小学校5・6年生には英語が教科として導入される。

 

学習指導要領解説が外国語活動に関しては6月、

外国語に関しては7月にだされたが、

そうはいっても教科書なども含めて未確定のものが多いのが現状。

とはいっても、

実は英語については、

長野県でさえも10年まえぐらいから、

英語を使った外国語活動を行っている小学校もあったし、

最近で、しかも佐久穂町近辺でいうと、

小諸市内の小学校が外国語活動および英語の授業研究を率先しておこなっている。

特に小諸市は

おそらく教員がとっても心配してる

英語の評価についての研究が

とっても盛んにおこなわれているようだ。

このように実は、文部科学省が色々と定める前から、

事前に動いている小学校は思ったよりも多い。

 

ちなみ佐久穂小中学校は3年前に統合して、そこから英語教育を始めた。

しかも、佐久穂小中学校の大方針の1つが英語教育である。

 

ちなみに佐久穂小中学校の外国語活動・外国語は特殊で、

小学校1年生からはじまる。

小学校1年生から4年生までは年間35時間、つまり週1回。

小学校5・6年生は年間40時間、

つまり週1回より少し多いぐらいを、その時間に当てている。

 

授業内容は、

株式会社エー・トゥー・ゼットが提供するレシピ方式を利用。

【平成30年1月23日追記】大変申し訳ありません。佐久穂小中学校の採用しているパシフィックランゲージシステム(PLS)は、本来、株式会社パシフィックイングリッシュクラブ・パシフィックランゲージスクールが開発した英語学習システムでした。確かに同じ教材を私の子どもたちも持っています。「提供」という表現は不適切な部分があったことをお詫びします。

一応ざっと説明すると、

入室前会話があって、あいさつ。

メインコースとして、質問されて答えるような日常会話。

インタビューカードなどを使用したり、

英語のアルファベットを音として理解するフォニックスを発声したり・・・。

 

たしかに、実際そうなのだろうけど・・・

英語の授業を次のように理解している保護者の方が多いのではないだろうか・・・。

毎日CDを聞く宿題を家庭でやって、

その成果を、授業中にNLTに質問をされることで確認する。

NLTとは Native Language Teacher の略。

普通はALT、つまり Assistant Language Teacher という表現を使うけど、

そのあたりは株式会社エー・トゥー・ゼットにこだわりがあるように見受けられる。

 

さてさて、そのCDを聞く宿題だが、

これが保護者にとってなかなかの、悩みのタネ。

語弊があるけど、

真剣すぎるぐらい真剣な保護者は、

子どもに回数分を完全に聞き取り暗記までさせるようとする。

当然、目標設定が高いから、しだいに負荷がかかって、親子のプレッシャーとなる。

かたや、「宿題をやりなさい」と言うしか手段のない親としては、

口を酸っぱくして言うものの、子どもはそんなことお構いなしで聞かない。

放任的な親ならば、まぁまちがいなく子どもはCDを毎日聞くようなことはしないだろう。

 

でもやっぱり親としては、授業で質問に答えられたかどうかが気になって仕方がない。

気が付かないうちにそういった親の精神状況が子どもへと波及し、

ぜったいならないでほしい、英語嫌い・・・

いやいや、英語が嫌いになるほど、

英語のことをしっているわけではないから、

英語に関わる際に発生する不快な思いが嫌い・・・

というところに落ち着く。

こうなると、

もう本末転倒な気がする。

 

この方式をとりあえず3年続けてきた。

そろそろ、課題点や改善方法の検討がなされていなければならない。

 

一応、学校としては毎年カリキュラムの見直しはおこなっているという。

さらに、5・6年生については

文部科学省が言うことが、以前とちょっと違っていて、

正しく書く・正しく書き写す、などの目標が入ってきている。

楽しくCDを聞いて、なんとなく話す・・・では、

すまない状況になってきている。

 

他にも将来に向けての課題はある。

文部科学省の設定では、小学校3・4年生は35時間だけど、

小学校5・6年生は70時間の設定。

つまり、佐久穂小学校の5・6年生は今より30時間の増加が予想される。

 

そのあたり、佐久穂小中学校内で、

研究チームを作るなどして対応を練っているようだ。

が現実的に、現状のレシピ方式では、

2020年度の現実的な英語教育に対応できるだろうか・・・甚だ不安である。

NLTの配当も、現状2人で、正直いうと、一般的には多い配当なのだが、

それでも、小学校の担任がひとりで英語の指導をしなければならなくなる日も近い。

こういった問題も、教育委員会は認識はしている。

だから、毎朝15分間の英語活動を入れる・・・なんてことも

検討には上がっているという。

実はこれは文部科学省でも紹介されているモジュール方式といって、

県内でいうと私立の才教学園が実践している方式だ。

 

また、佐久穂小中学校では、

小学校英語を指導する担任とNLT、

さらには株式会社エー・トゥー・ゼットのスタッフによる研修、

その他、ふた月に1回は英語に関する研修を行なっているようだ。

また、授業のビデオ撮影をおこなっての研修も行なっている。

さらに、校長先生が講話の出だしで英語を使ったり、

中学校の英語の先生がNLTと一緒に小学校に見に行ったりしているらしい。

 

いや、本当に素晴らしい地道な努力だ。

だからこそ、こういった地道な活動をムダにしないために、

ビジョンを語る側、

つまり大方針を決定する側、

つまり、今回の場合は佐久穂教育の方向性を決める権限を持っている

佐久穂町教育委員会がふんばらねばならぬわけだ。

 

・・・あれ・・・

また書きすぎたというか、終わらなかった・・・。

これ、前編。

明日、後編。

いつも尻切れトンボですみません。

 

9月定例会閉会まであと8日

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました