第3回町村議会改革シンポジウムin長野の続編。
というわけで、
長野県内の町村議会が
どのような議会改革を実践しているかを情報交換する会の
第2部。
政策提言のあり方について。
第1部と同様、
山梨学院大学大学院研究科長法学部教授博士
江藤俊昭氏、
月刊「ガバナンス」編集長
千葉茂明氏、
両名をコメンテーターに
飯綱町議会と軽井沢議会の発表があった。
飯綱町議会はとにかく議会に政策立案機能を持たせるために
活動してきたようだ。
政策サポーター会議の開催、「議会だより」モニターの充実など。
『地方議会を再生する』という本にまでなっている。
集英社新書から720円+税。
軽井沢町は政策提言の実践例を紹介。
駅前再開発について、議会としてしなの鉄道と接触し、
町長に提言書を提出したらしい。
いずれにせよ、議会が議会として本会議以外で動いたということだ。
私のイメージしていた議員としての活動って
やっぱりこういった感じだったんだよね。
私にもやりたいことがある。
それは町長になればできることかもしれない。
いや、町長になっちゃうとできなくなってしまうこともあるだろう。
備忘録的に、7月10日現在。
玉石混交。
議員として上のようなイメージでやりたいこと。
子ども、中高校生を含めた町民が普段使いしやすいこどもセンター(仮)の運営。
高校のない佐久穂町に高校生が集まって活動できるイベントの実施、
そして、最終的には「高校生による私達の町への政策提言会議」の設立。
ちなみに、その提言会議で提言された内容は、
私が一般質問にのせたり、政策提言にしたりする。
小学6年生による子ども議会の復活、
さらには中学生や高校生・子育て世代の女性などが
議会の一般質問のようなことをできる機会の設定。
小中学校の地域による関わりの拡大。
地域で育む佐久穂の子どもを佐久穂町で育てようとするための
教育方針決定のための佐久穂町教育委員会に協力する支援する会議の設立。
学校の教員は県の職員だから、残念ながら人事異動によって流動的になる。
佐久穂町として継続的に子どもを育むための施策。
そして、高校再編へ向けての、小海高校を存続させるための協議会の設立と
小海高校を子どもの多様なニーズに対応させるようにするための、
地域の支援会議の設立。
前回にも書いた議員報酬のこと。
私も妻が働いてくれているから、
こういったブログ更新ができている。
そういった意味では、生活ができる範囲内にはある。
でも、お金の心配が少ない人しか議員になれないというのは間違っている。
間違っているというより、
生活にそれなりの余裕があることが議員になる条件に自然になってしまっている。
なんでそんなことになるのかというと、
やっぱり、
議員は献身的でなければならないという世間の考え方と
現在の日本においては、
時間が労働対価基準の根幹をなしているという傾向、
この2つが大きな原因だと思う。
そして、議員としての責任を、えらそうに語るのであれば、
この2つの傾向を覆せないのは、
地方議会議員の仕事を技術職として認めてもらえるほどの
力を、活動を、実績を、成果を顕現できないことに
その根拠がある!
だからそれを世間に示さなければならない。
それが、地方議会議員の・・・いや、私自身のやるべきこと。
まさに「せいじ屋さん」としての存在誇示なんだと思う。
議員になって3ヶ月が経過した。
色々なことを見たり聞いたりして、佐久穂町の問題が見えてくる。
それは本当に多岐に及ぶ。
でも、議員は14人もいる。
ひとりひとりが自分の関わりの強い分野や内容で、
町とは別の基軸をもった活動を行う中で協力しあっていけば、
佐久穂町議会も町長と並び立つ、
町の運営を担う大きな存在になれるはず。
そんな佐久穂町議会が動き出せば、
きっと議員報酬のことや、なり手不足のことは
少しずつ好転していくに違いない・・・。
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