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第3回町村議会改革シンポジウムin長野!

というわけで、

松本市はスイカの名産地である旧波田町まで、

議会事務局局長ほか

私を含めた町議会議員4名で行ってきた。

 

かいつまんでどんなものかというと、

長野県内の町村議会が

どのような議会改革を実践しているかを情報交換する会。

今回は軽井沢町議会が中心となって17町村議会が参加。

オブザーバーというかコメンテイターというかに、

山梨学院大学大学院研究科長法学部教授博士

江藤俊昭氏。

月刊「ガバナンス」編集長

千葉茂明氏。

 

第1部は

議員のなり手不足について。

 

今回は特に女性議員を増やすというテーマもあって

小布施町・立科町・軽井沢町の女性議員、

しかも議長経験者がそれぞれの町議会の様子を発表したり、

今後の提言などを行った。

 

議員のなり手不足の原因を検証しながら今後の対策を模索するわけだが、

いわく、若手とって条件が厳しい。

・・・一応、若手です、私。

いわく、地区や団体としての担ぎ手がいない。

・・・いや、私もIターン者で地区とのつながりが希薄でしたが。

いわく、子育てをしながらでは難しい。

・・・はい、私も一応主婦ならぬ主夫のつもりですが。

と、色々な問題点が出てきたりしたが、

要するに、私はすべての該当者でありながら立候補した

異端児であり生きた見本であると自負。

議員のなり手不足についてのそれらの心情を聞きたければ、

私に聞いてくれ!

って、シンポジウム中に心で叫んでいたよ。

 

ちなみに議員報酬のことがやはり大きく取り上げられていた。

いや、たしかにあの金額では・・・。

ちょっと面白い話を聞いたので紹介。

議員報酬ってどうやって決まっているかって話。

基準がなければ決められないのは自明の理。

で、言っていたのは、

首長、つまり町長などの報酬の30%を議長報酬の基準にってこと

例えば佐久穂町長は月額約70万円。

70万×0.3=21万、これが佐久穂町議会議長の報酬額。

おぉ!確かに。

なんで30%って思うでしょ?

労働を時間的な割合で換算したらしいよ。

・・・そんな理由なんだね。

日本人の悪い癖だよね。

確かに労働を時間で換算するのって楽だけどね。

 

あとは、コメンテイターの江藤先生が言っていた笑い話が、

議長は、議会事務局の局長を任命する権限を持っている。

議会事務局の局長は、課長級の自治体職員である。

任命する側の報酬が任命される側の給与の半分しかない現実。

ははは。

要するに権限を持っている側が金銭的な評価が低いってことだね。

 

まぁ、議員報酬の話も含めて、地方議会議員のあり方については

後日に思いをぶちまけるとして・・・。

 

なんで、議員になりたい若手が少ないかって話を最後に少し。

 

みんな、根本的なことを見逃している。

それは、選挙に対する考え方!

 

だってさ、若い人たちに聞いてご覧なさいな。

国会議員・地方議会議員に、首長でもいいや・・・

なりたいと思ったことがあるか?って。

結構、多くの人が、ちょっとだけなら思ったことがあるって言うと思う。

きっと、なりたくないんじゃないんだよね。

なれないと思っているわけだ。

ようするに、選挙で勝てない!

と思っているんだと思う。

金はかかるし面倒だって。

いや、勝てないだけならまだいい。

選挙について、普通の有権者や応援してくれる人はこう言う。

選挙は勝たなければ意味がない!って。

お手軽にそうやって、みんな言ってくれるけど、

それってそれだけの意味に留まらない!

勝たなければ意味がないどころか、

負けたら地獄だってことを言っているように聞こえる。

落選してもさ、次も頑張るっていう人は心の強い人だと思う。

でもさ、落選したら次の日から地区の人達にどんな顔であいさつするんだ?

私も、色々な人に言われたよ。

例えば「落ちたら子どもがいじめにあうぞ」って。

大げさかもしれないけど、

当選したって、この程度の低報酬で、

さらに自分のプライベートや家族を世間にさらして、

落選したら思いもつかないリスクを背負う。

当選したって献身的で優秀でなければならない生活が待っている。

いや、自分自身でそうあろうとすることは何ら問題がない。

世間からそうでなければならないと、決めつけられた中で生きる覚悟がいる。

それは、妻や子、親族一同、関係者一同にも波及する。

落選したら、献身的でないと判断された、優秀でないと判断されたと

レッテルを貼られてしまうかもしれない恐怖・・・。

 

じゃぁ、選挙なんか出なきゃいいじゃん!

って思ったでしょ?

うんうん。

その通り。

だから議員のなり手がないんだって。

 

これ、めちゃめちゃおかしいことだよね。

 

そう言われるのをわかっていて、

それでも家族の協力を得て、

そんな協力をしてくれる家族を犠牲にするかもしれないことを承知で

でもでも、そうであったとしても自分の住むこの町を良くしていきたいと思って

悩んで悩んで、決断して、立候補する。

でも、落選したら、

その覚悟や苦悩や良心や献身が全否定されてしまうんだよ。

落選しようが当選しようが、

そう思って選挙に出た人がいるのであれば、

結果によらず、それは賞賛に値すると私は思う。

でもね、そうじゃないんだよね。

多分、世の中というものは・・・。

 

教育者としての発言。

子どもにはこう伝えてきたつもり。

 

自分のできないことをやろうとする人ややった人には

素直に賞賛を送るべき。

そういう人が集まれば、きっとその集団は強くなるし、

あなた自身も賞賛されるし研磨されることになる。

 

私はそんな佐久穂町にしたいし、

佐久穂町の子どもにそういう町を育んでほしいと思っている。

 

第5回臨時会まであと5日

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