常々、ひっかっかってることがある。
地方議会における議会広報誌についてだ。
正直なところ、地方政治には関心がない住民が多い。
関心がないどころか、
議会報告会や町民との意見交換会などの、
佐久穂町議会主催のイベントに、
佐久穂小学校の金管クラブや、
佐久穂中学校吹奏楽部を招いて演奏をしてもらうと、
こどもの政治利用だ!と言って反対する人までいる。
特定の政党や特定の政治家個人がイベントに呼ぶ・・・
というのであれば、たしかにそうかも・・・とも思う。
が、議会全体の企画についても同様な感想を持つというのであれば、
議会そのものを理解していただけていない、
われわれ議会議員の不徳のいたすところであろうと思う。
そんなこともあって、
私が佐久穂町議会議員になる前からの政治的命題である、
佐久穂町議会を知ってもらう
佐久穂町の政治の動向を知ってもらう
ということを具現化するため、
議会だよりをはじめとする議会広報は、
私にとって最重要課題であるといえる。
ところが、これが思った以上に、
建前かつ表面上は重要とされるものの、
それぞれの議員にとっては結構ゾンザイに扱われている。
そもそも議会だよりに時間と能力を大きく割く議員は、
思っている以上に少ない。
特に自分の一般質問のページ以外については、
その傾向が顕著である。
理由は簡単だ。
票が取るということに対しパフォーマンスが悪いからだ。
正直、そうであることを非難するつもりはまったくない。
そもそも政治家の資質として、
承認欲求を満たすような活動を積極的に行い、
それを誇示し、さらなる支援者を獲得する・・・
そういった能力が必要であるのは当然のことだ。
が、地方議会議員という政治家として、
私個人は、
政治の情報をわかりやすく伝えるという公約を
無碍にはできない。
だから、上のように見やすさにも工夫を加えるし、
佐久穂町議会だよりの企画を充実させたりする。
それは私にとっては一般質問をすることより価値が大きい。
中には議会事務局などの事務方がやればいいとか、
専門家である印刷会社に任せればいいとか、
そういう意見を聞かないでもないが、
唯一、全戸配布によってすべての住民にアクセスできる
議会広報誌という機会を、議員自らが手放すわけにはいかないと、
私は強く思っている。
それに加えて町村議会はカネがない。
時々、議会広報誌の経費削減を提案してくれる人もいるが、
そんな大事な手段をギリギリまで削って、
しかたなくやっているような姿勢では、
それこそ大問題であろうとも思う。
これは大事だからもっとカネをかけるべきだ!
と、住民の皆さんに言ってもらえるところまで、
レベルアップする必要がある。
でも・・・
やっぱり議員の中には、ここについて、
流石に妨害や非協力的な人はいなくとも、
積極的に関わってくれる人が少ない・・・のは事実だ。
なんなら新人に任せておけばいいと思っている議員すらいる。
そんな初級の仕事?めんどくさい仕事?はできないとばかりに。
そりゃ、えらい先生にしてみれば、
新年会に10件20件と出席するほうが大事なのはわからなくないけども・・・
ちなみに私は、
新年会には呼ばれてもいないし行ってもいないヘタレだよ・・・。
呼ばれてもたぶん丁重にお断りするだろうけどね。
夜はこどもたちに学習を指導する仕事を優先しているので。
・・・長くなったので後編に!
議会改革特別委員会まであと11日
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