大体、4月の日曜日は道水路普請が実施される。
4月7日は大聖寺開田組合の道水路普請。
こういった中山間地の田園風景を支えているのは、
水路、水利権に関わる組合である。
そもそもこういった組合という地域組織は、
個々での権利と責任を、
団体で運営し、分散集中を上手に利用している。
喧嘩も少なくなるし、
実は個人攻撃も少なくなる手法だ。
何の根拠もないが、
おそらく室町時代の惣村から派生した、
江戸時代のムラ共同体のよい仕組みを
踏襲したのではないかと考えている。
非常事態でもないかぎり、
基本的には日本は拡大方向へと発展してきた。
人口の増加や技術革新など・・・
そして今になって初めて、
縮小方向への展開についていけない状況に直面する。
それは大聖寺開田組合などの
地域の農業共同体も避けては通れない・・・
というよりむしろ露骨に明確にその直面する状況を、
受け止めざるを得ないジャンルかもしれない。
そもそも労働力と利益担保が確保できない米作において、
それを共同体による分散集中の方式は限界にきている。
米作農業ほど、
新しいことを取り込めない農業はないと実感せざるを得ない。
儲かる米作のためにはいくつかの要素があると思うが、
農地の合一集約化・企業的運営化・販路確保
あたりであろうか。
どれ1つ取ってみても今の中山間地の農業にはないものだ。
そのあたりから、いち早くそのあたりに手を打てれば、
米づくりが存続しうる経済活動になるかもしれない。
参考までにもと生徒のご家庭の
米づくりを紹介しておこうと思う。
長野県飯山市にある金崎さんちのお米。
こういったお米に関する企業形態は案外少なくないはずだが、
佐久穂町の米作にも、
そんな突破口は考えられないものか?
本日、議会報告会実行委員会
コメント