前回の記事に引き続き、
広島県安芸高田市の市長と市議会の動向。
まずはYoutubeから。
意味が分かりづらい。
なぜかといえば、議会の手続きを手段として利用しているからだ。
まず、市長に考えが近い市議会議員から、
市長への不信任決議案が提出される。
この時点で多くの方が、
は???
と思われることだろう。
もちろん考えが近い議員は市長に対して不信任などではない。
ここには少し技法的というか小賢しいところがあって、
市議会議員の多数派は市長に対して不信任という意見は明確なわけだ。
誰がその不信任案を提出しようが、
感情的にはその不信任案に賛成をするということになる。
ところがそれが認められると、
市長は辞職をするか、市議会ごと解散をして選挙をするか・・・
という2つの選択肢が与えられる。
つまり、賛成多数によって市議会ごと再選挙に持ち込むのが、
市長及び市長に近い市議会議員が考えた筋書きだ。
市議会の多数派もそんなことは理解していて、
不信任案は否決する。
たぶん不信任なのに否決する。
こんなタイミングで自分たちが再選挙になったら、
正直、たまったものではないからだ。
でも、こんな風に仕掛けられてイラッとしないわけがない。
だから、そののち、
市議会多数派は市長に対して、
法的拘束力をやのちの法的手続き持たない、
問責決議案を提出し、賛成多数で可決している。
自分たちはリスクをとらず市長をディスる・・・ってところか。
これを見ている安芸高田市民はどう考えているのだろうか?
住民の政治離れが顕著になる事例のひとつかもしれない。
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