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学校応援団学習支援部とさくほプラス?

前回の記事のつづき、

学校応援団学習支援部についてと、

それに関連する話。

 

学校応援団学習指導部の活動は完全に休止状態だが、

それでも私が佐久穂教育で1番懸念している

吹きこぼれ対策

については、

教育委員会と学校とがなんとか手を尽くそうとしている。

 

ひとつは、

夏休み中に最上級生が下級生の学習を支援するイベント。

支援を受ける側にとってみればメリットがあるのは言うまでもないが、

アウトプットという機会を得られる

支援する側の最上級生にとっても効果は大きいと考える。

 

もうひとつは、

毎週水曜日、職員会の裏で行われている、

さくほプラス。

事前申し込みをした上での自学自習の支援・質問対応。

ここには町単独費用の職員が質問対応に当たる形で、

自学自習の補助をしてくれている良企画だ。

 

こういった企画を実施していることには、

最大限の敬意を払いたい。

そして敬意を払っているからこそ、

そこには成果を上げてもらいたいと思っている。

 

だからこそあえて言う。

これらの企画の最大の欠点は、

自学自習をベースとした企画であることだ。

 

至極簡単なことだ。

学力下位層の場合、

学習はしたくないけど、保護者は学習してほしい。

だから、無理やり申し込ませることになる。

しかし学習をしたくない子どもにとって、

自学自習などやるはずがない。

学力中位層の場合、

学習しなくてはいけないことはわかっていても、

何をどのように学習したらよいのかわからない。

だから自学自習といっても、

やり方の分かっている宿題をやることになる。

つまり、何か課題を与えられたら対応できても、

自分でその課題を設定することができない。

学力上位層の場合、

わざわざ自学自習の機会を作ってもらわなくても、

日常的に自学自習をしているので、

機会自体必要ない。

と、いった具合に、

根本的に先細りして消えてしまう企画となってしまう。

 

日本海軍連合艦隊司令長官である山本五十六が、

やってみせて、言って聞かせて、させてみて、 ほめてやらねば、人は動かじ。
話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

といったというが、

自学自習というのはどの部分になるのだろう?

そもそも自学自習が企画と呼ぶに値するものなのか?

 

さくほプラスという良企画も、

その企画自体を成功させたいのであれば、

そこに仕掛けやイベント性をもたせるべきだ。

そしてそこにこそ、

佐久穂小中学校の学校応援団学習支援部会の価値がでると、

私は考えている。

 

いつもの教員と違う人による、

特別な学習内容や授業形態。

それはおそらく今後、小中学校に必要な、

もっというと、

高校入試にすら必要となってくるものだと考える。

 

さくほプラスという企画が縮小消滅しないように、

学習支援部が

何かスパイスを加えられるといいのだが・・・。

 

本日、2月全員協議会開催

 

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