佐久穂町議会の新年会が行われたようだ。
ようだ・・・というのは、
私は参加していないからだ。
普段なら佐久穂学習倶楽部の授業の前に、
顔見せ程度の短時間ではあるものの出席はするのだが、
今回はそれもせず欠席した。
なぜならば2月10日は、
長野県前期選抜と私立佐久長聖高校の合格発表日
だったからだ。
この2つの合格発表は、
佐久地域の多くの受験生にとっては、
今後の受験スケジュールに大きな影響を与えるものだ。
合格であれば問題はないが、
不合格ともなれば、相談が必要となることも多い。
いちばん重要なのは、
受験生自身のメンタル面、
次いで、保護者のメンタル面である。
おそらく15歳のこどもにとっての不合格という現実は、
はじめて社会から不適合者としての烙印を押された
というぐらいの辛いできごとである。
おとなともなれば、異性に振られるなど、
多くの他者からの否定を経験してくるわけだが、
おそらく社会といよくわからないものから否定されるのは、
高校入試の不合格が最初になるに違いない。
それを正面から受け止めるだけの、
こころの準備が整っていないのが普通のことだ。
ここで重要な役割をはたすのがおとなである。
が、おとなとて、特に保護者は平静ではいられない。
それこそ自分の分身たる我が子が、
社会から否定された状況であったとしても、
こどもは別人格であって、
しかも保護者としては直接手の届かない事柄である。
さらに年齢的に精神的に自立が始まる時期。
保護者としては何をどうして、
どうやって関わっていいかわからない・・・
とうことに拍車がかかる。
私たち高校受験にかかわる仕事をしている人間は、
ここに大きな心的労力を割く。
それこそ単なる1回の不合格で、
全体のバランスを崩すようなことになってはいけないからだ。
人は辛いできごとがあると、
精神的なバランスを崩しがちになる。
バランスを崩せば視野が狭くなり、
客観的判断ができなくなる。
それにつけこむ輩ももちろんいるが、
私としてはそんな状況に寄り添える人になりたい
と思っている。
佐久平環境衛生組合定例会まであと7日
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