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佐久穂町議会特別委員会の再編に関する提案!

特別委員会の再編案を議会に提出。

以下、その文書。

 

特別委員会の再編について

1. 特別委員会の現状

現在、佐久穂町議会には4つの特別委員会が設置されている。この特別委員会は大きく分けると2つに分類される。
分類① 議会構成が決まる際に、ほぼ自動的に設置される特別委員会
    広報編集調査特別委員会・視察研修特別委員会
これらの特別委員会は慣習的に設置されてきた特別委員会である。当然ながらそこには、役割などが明文化されている資料はみつけられない。設置の法的根拠をあげるとすれば、議会構成を決める臨時会において、それらの特別委員会の委員の存在を決することで、自動的に特別委員会が承認されたという形になっているものと思われる。現在の委員の決め方は、常任委員会の中からそれぞれ広報編集調査特別委員3名ずつ、視察研修特別委員2名ずつを選出する形になっている。
分類② 本会議にて議員発議により設置を可決された特別委員会
議会改革特別委員会・道の駅事業特別委員会

2. 広報編集調査特別委員会の問題点

① 議会だよりが充実されてきたことによる編集業務の拡大による労力の不足
② 新規議員を優先的に所属させることによる能力・技能の不足
③ 町民との接点である議会だよりの価値の向上
④ ホームページの充実を図る必要性
⑤ SNSでの定期的情報発信の必要性

3. 視察研修特別委員会の問題点

① 視察研修の位置づけ・実施内容などの多様化
② 視察研修特別委員会の役割・仕事量の相対的価値の低下
③ 議員の資質の多様化による議員研修拡大の必要性

4. 議会活動の充実における特別委員会の必要性

議会改革特別委員会の成果により、議会活動が充実してきた。現在のところ、議会活動として定例化しているものは以下の通り。

5月 議会報告会 
11月 町民との意見交換会
毎月  町民交流会

このような議会活動の充実、さらにはタブレット議会の推進を実施している佐久穂町議会としては、以下のようなことも、今後の議会活動として充実させていかなければならない。

① 審議において必要な知識を向上させるための研修
② 議会活動に必要な技能を向上させるための研修
③ タブレットを利用した他議会との意見交換会
④ 議会基本条例に明記されている政策討論会
⑤ 議会基本条例に明記されている基本条例研修

5. 常設的・実働的な特別委員会の再編成案

議会改革の推進により、議会だよりの編集にとどまらず、議会活動の実質的な運営を担うグループの必要性が急激に高まってきている。議会運営委員会がそれを担うという案はもちろん考えられるが、現在のところ規定が明記されていることもあり、現実的ではない。したがって、常設的かつ実働的な、広報編集調査特別委員会と視察研修特別委員会を、広報特別委員会と議会活動特別委員会に再編することで、この状況を打破することを提案したい。また、大前提として、「議長・副議長・各常任委員長・監査委員以外のすべての議員はどちらかの特別委員会に所属しなければならない」とするのが現実的であろうと思う。

【広報特別委員会】定数:8

① 議会だより(年4回・臨時号2回)の作成
② ホームページの記事の作成・掲載
③ SNSの記事の作成・掲載
④ 広報関係から得られる情報の集約
 常任委員会のバランスは取るものの、常任委員会からの選出方法はとらない。
 「新規の議員が行うべき」という申し送りは廃止する。ちなみに常設的特別委員会には必ず所属しなければならないので、事実上必要なくなる。
 ホームページの記事については、定例会・臨時会・行事ごと予告・実施報告を掲載する。
 SNSはそのツールの選定をし、かつホームページよりも頻繁に記事を上げる。

【議会活動特別委員会】定数:8

① 毎月の町民交流会の調整・運営・総括
② 議員研修の企画・運営
③ 他議会との交流会の企画・調整・運営
④ 政策討論会の企画・運営
⑤ 新人議員研修の企画・運営
⑥ 議会報告会の企画・運営・総括
⑦ 町民との意見交換会の企画・運営・総括

 議会活動であることから議長の許可などを多く必要とするので、議会活動特別委員長は副議長か議会運営委員長の兼務が現実的かと思う。
 議会活動特別委員会については、各議会活動の担当責任者を選任することで、運営がしやすくなると思われる。
 視察研修は研修の一環であるので、この特別委員会が取り扱う。
 政策討論会は現実的にハードルが高いので、はじめのうちは、議員によるテーマ別ワークショップなどで意見交換を何回か実施する。同時に、そこでファシリテーター担当になった議員に対しては、その技能研修(事実上必要とされる技能になる)も実施する。

以上、問題提起としての提案として受け止めてもらえるとありがたい。

いずれにせよ、近いうちに企画ばかりが多くなり、充実した企画の実施ができなくなってくる事態も考えられる。なぜならば議員は選挙によって選ばれる上に、任期が4年と短く、議員の入れ替わりも激しいからだ。
その点も考慮に入れて、ある程度、長期的な体制づくりについて議論がされることを望むものである。

昨日の記事で書いた通りだ。

ここ2年間で、佐久穂町議会は大きく変わった。

変わったと思っているのは、当事者だけだろ?

っていわれればそれまでだが、

それでも内部の人間が変わったと思えなければ、

それは到底、外部には伝わることはないし、

伝えられる内容もない。

 

議会って何やってるの?

という質問に対して、少しでも回答ができるような変革を望む。

 

明日、長野県町村議会広報研修会参加

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