佐久穂町には2つの高速道路のICがある。
そのひとつ、
八千穂高原ICは、
現在の中部横断自動車道の終点で、
さまざまな観光・・・
自然やキャンプ、スキーなどの起点となるICである。
ここに佐久穂町は道の駅を建設する。
その道の駅の建設から運営を担うのは、
佐久穂町ではなく、佐久穂町が選ぶ指定管理業者。
この指定管理業者の決定はまたされていないが、
現段階で優先的交渉権を持つ企業が決定された。
同時に、以前から話がでているように、
八千穂高原ICにできる道の駅には、
日本のアウトドアメーカーとして有名な、
モンベルが入る予定となっている。
こういった話がどんどんと進む中、
過日、2022ROOT日本海太平洋シンポジウムに参加してきた私は、
不安ばかりが頭の中に訪れる。
結局、道の駅も閑古鳥が鳴くようになるのではないか?
とにかく、今一番不安なことは、
佐久穂町という行政、
指定管理を任される民間業者、
そしてそこにテナントで入るであろうモンベル、
そして、その直売所をささえる生産者をはじめとする、
佐久穂町の町民や地域の人々・・・
それぞれの境界と共有が実に不確定であるということだ。
極論すれば、道の駅は佐久穂町以外は、
利益によってつながっている。
逆に言えば利益が目立って獲得できなければ、
この柔らかい集合体は瓦解せざるを得ないのではないか・・・。
ましてや、指定管理業者が赤字を理由に撤退する・・・
なんてことになったら、
それこそ良くない想像がやけにリアルに膨らんでいく。
きっと放置するわけには行かないから、
何らかの形で佐久穂町は補助をすることになるだろう。
モンベルだって集客ができなければ、
撤退だってするだろうし、
農産物直売所を支える生産者の皆さんだって、
売れなければ売れないでそこからは手を引くだろうし、
仮に売れたとしても、在庫確保のため生産を強要されれば、
それはそれで嫌気がさして協力をしなくなるかもしれない。
うまく行っているときはイイ・・・
だが、一旦歯車が狂い始めると、
とくに利でつながっている集合体は、
利を維持し続けなければならない!
という重い命題を常に懐に潜めているから、
その歯車の狂いはひょんな事から勢いよく瓦解する。
さて、八千穂高原ICの道の駅。
そんな心配ばかりではなにもできない!
といわれるのはよく理解できるが、
私はミスターネガティブなので、
不安と常に戦いながら生きていかねばならない。
本日、11月全員協議会開催。
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