前回の記事で、
せっかくPR動画の話が出たから、
ついでに紹介しておこうと思う。
佐賀県上峰町の事例だ。
これがよいかどうかは分からないが、
PR動画について、考える種にはなろうと思う。
本当はリンクで飛んで、
直に佐賀県上峰町のホームページを直接見てもらいたいが、
それによると人口規模は9,000人ぐらい。
つまり佐久穂町と人口規模は同じぐらい。
財政規模は120億円ほど。
ぱっと見、ふるさと納税の額がかなり多い印象。
返礼品は王道の米・肉そしてうなぎ・・・。
なぜホームページを直接見てもらいたいかというと、
まぁ見てもらえばわかるが・・・
アニメの顔がドカン!とでる。
これ、歴史に少し詳しい人や、
歴史シミュレーションゲームに詳しい人ぐらいしか知らない人物で、
源為朝、またの名を鎮西八郎という!
佐賀県上峰町には、
鎮西八郎が九州を制圧していく中で城を建てた山がある。
それを鎮西山といって、観光の1つとなっている。
それを、きっかけにして町のPRに、
鎮西八郎源為朝を使っているのだ。
言い方が悪いかもしれないが城を作った山がある・・・
ただそれだけである。
でも、この佐賀県上峰町はそこにお金をかけた。
地域ブランディング事業委託料として、
約4億円の予算を計上している。
その結果がこちらの動画だ。
1年前にPR動画のはじめがYoutubeで流れ、
今ではショートストーリーが連続物でアップされている。
現在、3話まで公開されている。
重要なのは
私がどうしてこれを知ったのか?
ということだ。
実は歴史もののYoutubeを見ていたときに、
いきなり宣伝として動画が流れてきたのだ。
すなわち、歴史好きの人がYoutubeを見ているところに、
ピンポイントでこの動画をPRCMとして打ち込んできたのだ。
きっと広告宣伝料をそれなりに払ってのことだとは思うが、
ようは見てもらうためにどのように予算を使うか?
ということを考えさせられる事例ではなかろうか。
佐久穂町は自然が豊かで、
キャンプ・スキー・サイクリング・フィッシング・登山など、
コアな趣味に関わりのあるものが多々ある。
そしてそんなコアな趣味を持っている人、
またそんな趣味に憧れを持っている人は、
いまこうして私が入力している最中もきっと
次から次へとGoogleにおすすめされたYoutubeを見ている・・・
はずである。
まさに私が上峰町に出会ったように・・・
それらの人たちに、
佐久穂町を知ってもらうという方法もあるのだ。
兵の逐次投入は戦線を拡大して戦費を浪費する。
これと同じように、
町の政策におけるお金の使い方がなっていないか?
1か所集中投入という、この上峰町の事例。
少し見守りつつ、その後の結果も検証していきたい。
本日、総務文教常任委員会2日目
コメント