佐久穂学習倶楽部の個別指導として、
高校1年生の数学と物理を指導している。
普段は茂来館で指導するのだが、
茂来館が使えないときなどは、
ファミリーレストランなどを利用することもある。
私も高校生だった頃があるわけだが、
長野県・・・しかも東信地区とは全く事情の異なった、
名古屋市だったので、
色々と仕組みが違ったりする。
地域的な違いはもちろんだが、
それ以上に時間の経過による変化は著しい。
私が高校生だった頃と比べて、
教科名や学習範囲は結構変化している。
特に比較的接点が少ない高校での学習については、
やはり継続的な接触がないこともあって、
その変化に驚きを感じざるを得ない。
そしてとにかく実感するのが、
高校の学習内容は、
社会生活への利用度は正直少ない!
ということ。
さすが義務教育ではない世界。
数学や物理などは、やはり高等教育なのだなぁっと、
実感できるような、記号ばかりの世界だと思った。
まぁそういう意味では、
国語の古典にしろ、世界史にしろ、
内容が細かすぎて・・・いや、それは個人の感覚によるか・・・
それを利用し、活用した人生を送れているかというと、
正直なところ実感として否と言わざるを得ない。
さて、高校再編が進み、入試制度が改変され、
日本の教育はどこへ向かっていくのか。
改めて考え直さなければならないのは、
教育の、そして学習の動機!
それぞれの子どもにとって学習をする動機はなにか?
教育をする側にとっての動機はなにか?
そこをもう一度自分の目で耳で頭で確かめなければ、
そして、自分で確かめられるだけの思考力を持たなければ、
ただただ一定の価値観に落とし込まれることになってしまう。
こんなことはいまさら言うまでもなく、
有史以来、人がずっと行ってきたことなのだがな。
けれど、それは昔のことや別の地域のことであって、
その場所にいる当事者は、
自分がその状況にあるということに気づくことができないものだ。
今もその状況は、変わりなく続いているというのに・・・。
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