以前の記事にも紹介したが、改めて案内したい。
11月28日の日曜日に、
佐久市に新しくできた長野県立武道館で、
介護予防住民指導者フォーラムが開催される。
詳細はこちらのチラシで。
こういったフォーラムの話題を聞くたび思うのが、
人の善意を形にするのは、
それほどハードルが高くなくとも、
人のそういった思いをつなげて、
大きくしていくのは非常に難しいということだ。
普通ならば0から1にすることの難しさと、
それに比して1から2、3・・・にしていくことの容易さを、
語ることが多いが、
人の善意というのは、その逆なのだと強く感じる。
ひとりひとりの善意が0から1になるのは、
人のもつ性質のせいか、
比較的容易に具現化するが、
それが大きなうねりとなって、
おおきな善意として動くようになるのはとても難しい。
きっとこれは、
その大きなうねりの中で、
その善意を利用する
・・・その利用価値が生じるからなのだろうか・・・
利用価値が生ずれば、
そこには利己的な思惑や言動が生じて、
1から2・3・・・へと拡大する速度が、
善意のそれと比べて速いために、
利己的な側面の拡大に食われてしまうからなのだろうと思う。
というか、
これが大きな社会にある利益を生み出す仕組み・・・
そのものであることを私達は理解しなければならない。
そこには企業が利益目的のために参入介入し、
結局、小さな善意の粒は粒のままで食い物にされる・・・。
近江商人の三方良しという言葉があるが、
この言葉すら、
きっと顧客や社会ではなく、
近江商人が発した言葉であり価値観であろうと思うのだ。
今回行われる介護予防住民指導者フォーラムが、
善意の粒の集合となって、
そのまま善意によって動いていくことを、
ゆっくりでもかまわないので
切に願っている。
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