前回に引き続き8回目。
なるほど・・・
行政側が示している資料をもとにして、
こうやって読みながら所感を述べていると、
こうやって記事が消費?されていくのだな。
読者がいればそろそろ・・・というか、
既に飽きているころ。
だけど今回を含めてあと2回、おつきあいを・・・。
今回は佐久穂町の人口ビジョンから、
これから先の佐久穂町の産業規模と財政について考える。
人口規模と年間商品販売額と
人口規模と標準財政規模の相関的なグラフが興味深い。
資料の加工具合にもよるが、
正の強い相関関係が明確で、
基準となる直線が引けているのが更に興味深い。
こういった資料やグラフは、
知らない言葉がとっても多い。
その1つが標準財政規模。
地方自治体の財源は大きく分けて2つに分類される。
1つは自由に使えるお金。
もうひとつは用途が決まっているお金。
そのうち自由に使えるお金の割合が多いほど、
いろいろなことができるし、
お金の面では安定しているし、余裕があることになる。
これを表したのが標準財政規模というもの。
一応、式を載せておくが・・・よくわからんのが本音だろう。
まぁあるあるだが、説明を載せると、
さらに説明に使用されている言葉がわからないので、
再び説明が必要になるの繰り返し・・・というやつだ。
標準財政規模=(基準財政収入額-地方譲与税-交通安全対策特別交付金-児童手当特例交付金)×100÷75+地方譲与税+交通安全対策特別交付金+児童手当特例交付金+普通交付税標準税収入額
もうひとつぐらい説明しておこう。
常用対数というもの。
これは高校の数学で学習するが、
・・・数学では普通の対数から学習するのでリアルに感じづらい。
いわゆる log というものだ。
この中で、底を10とする log を常用対数という。
難しいことは抜きで、
要するにある数字の桁数を表した数字だと思っていい。
佐久穂町の人口についての常用対数はほぼ4であるが、
これに1を足して5桁の数字、
つまり10000が人口を表していることになる。
興味深いと言ったものの、
興味については何も書かれず、説明だけで終わってしまった。
ただ言えることは、
人口と産業の規模や、したがって標準財政規模は、
ほぼ一定の関係性をもっているということだ。
つまるところ、
それを表す直線から飛び出す存在というのは、
かなりのイレギュラーな存在であるということ。
めざすのは、そんなイレギュラーな存在としての佐久穂町なのか。
それとも、普通に生活できる直線上にある、
そんな佐久穂町なのか・・・。
あれもこれも・・・は、そりゃぁ理想だが、
それはなかなか困難であることは自明だ。
哲学者キルケゴールの著作ではないが、
あれかこれか・・・を考え、具現化するのが政治の仕事で、
それをどの塩梅でバランスをとるのか?
ということを未来を見据えて、
いまのところ正解のないような問いに答えを出すのが、
政治の役割なのだと思う。
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