前回に引き続き9回。
お付き合いいただき感謝の限り。
今回が最後。
佐久穂町人口ビジョンが示している、
今後の佐久穂町の人口について。
長々とやってきたが、
以上が2015年に出された佐久穂町人口ビジョン。
あれから5年が経過している。
大日向小学校の移転により話題としてはいい影響が出ているものの、
数字だけの話をすれば、
改善は見られているとは言えない状態だ。
でも、これが政策によって止められたり、変えられたりする、
そんな軽いものなのか?と正直思う。
それこそ、普通の住みやすい町というのは、
もうそれだけで時代の変化に馴染むということだ。
良し悪しは全く無視して、
特別な経過をたどった町村を1つ紹介したい。
それが北海道猿払村・・・これでサルフツムラと読む。
2001年ぐらいに人口3000人の村だったが、
2012年には2800人を割る。
現在ではちょっと持ち直して2700人を少し超えるぐらい。
ところが、この村の自主財源額、特に村民税については、
2012年に4億3852万円ほどだが、
コロナ禍以前の2018年では、
5億3726万円ぐらいにまで上がっている。
人口が減っている中、村民の収入が上がっている
という村だ。
種を明かせば、
ホタテの養殖業を村をあげて行ったことによるらしいが、
こういったイレギュラーの存在をどう見るか・・・
いや、見るだけだと、うらやましい以外の何物でもないが、
佐久穂町がそのように偏った産業にリスクを負いながら集中投資をする・・・
ということを、わがことのように考えたとき、
本当に町民はそれを賛成することになるのだろうか?
言うは易し、行うは難し。
議会が前者で行政が後者・・・なんてことにならないよう、
そんなことを肝に銘じながら、
あくまでも議員として政治活動をしていきたい。
議会だより発行日まであと7日
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