前回に引き続き6回目。
今回も佐久穂町の人口ビジョンをもとに、
佐久穂町に限らず、
いわゆるドーナツ化の地域の人口について考えてみる。
今回は以前も述べたが、
人の移動と昼間人口について。
とりあえず人口ビジョンの分析。
私のころも今も、社会科で東京を学習するとき、
必ず出てくる言葉がドーナツ化現象。
決してドーナッツ化現象ではない。
テストのときにバツにされた人もいるのではないか・・・
どっちでもいいけど。
そのドーナツ化現象。
昼間人口と夜間人口の差で確認ができる。
仕事で過ごす場所と家との場所の違いから生まれる現象で、
夜になると中心部の人口が著しく減少し、
まさにドーナツのように空洞化してしまう現象だ。
そこで人口ビジョンの中身を見てみると、
なんとお隣の小海町。
常住人口よりも昼間人口のほうが若干多い。
ということは、
小海町は、さらに隣村から仕事に来ている・・・
といえるかもしれない。
佐久市もほぼ同数となっているが、
佐久穂町はというと、
明らかに昼間人口が少ない。
つまり、仕事に別の市町村へでかけているという人が、
佐久穂町にはそれなりにいる・・・ということだ。
つまり、佐久穂町の立ち位置が、
佐久市のベッドタウンになっているのはもちろんのこと、
少人数とはいえ、小海町のベッドタウンにすらなっている・・・
そういうことが見て取れる。
少し驚きである。
田舎といえども地理的な位置取りで、
その役割はあっちにもこっちにもなるという、
わかりやす事例の1つであるといえるだろう。
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