スポンサーリンク

生命と生きがいとバランスと?

8月20日には全員協議会が行われた。

新型コロナウイルスの変異株の状況も含め、

感染拡大が懸念される中、

すでに長野県では同8月20日に全県に感染警戒レベル5が出され、

同時に医療非常事態宣言が出された。

長野県のホームページはこちらから。

 

その直前に、今後の予定ということで、

全員協議会で話を聞き、

佐久穂町としてどのように対応するかという会議を、

これからすぐに行うということを副町長から聞いた。

 

そうは言っても、

感染拡大に十分注意しながらも、

佐久穂町内の施設・・・

たとえば茂来館や元気が出る公園などは、

この警戒レベル5であったとしても、

基本的な運営自体はレベル4のときと変化はほとんどない。

しかしながら、

佐久穂町が主催するイベントや行事については、

実施の可否や運営方針変更について、

思案することを余儀なくされているのは確かだ。

 

すでに実施した

8月21日の第2回佐久穂町文化財一般公開については、

発出の翌日という急なタイミングでもあったが、

なんとか実施にこぎつけることができたようだ。

密になることも少ないし、

佐久穂町民しかおそらく来場者がいないイベントでもあったので、

そういう方針をとったようだ。

 

また、今後のことでいえば、

8月29日には佐久穂町全域において、

防災訓練が実施されることになっている。

こちらも各区によって実施方法が異なるだろうが、

私の所属する川久保地区については、

安否確認のみの訓練とし、

毎年実施している土のうづくりや

消化器訓練はやらないことになった。

ほかにも8月24日に実施予定だった、

佐久穂町青少年育成協議会主催の街頭啓発活動、

いわゆるあいさつ運動や、

8月28日に実施予定だった、

佐久穂小学校PTAによる作業もこれをうけて、

中止ということになった。

 

住民の生命と財産を守るという根源的な使命を、

地方自治体が持っているという点から考えれば、

当然、各行事やイベントは

中止にしたほうが安全性は高いに相違ない。

一方で、文化的なイベントや、

それこそ、人の生きがいに関する面について、

できる限りの配慮をしなくてはならないのも、

地方自治体の責務の一端であるという考え方もある。

 

結局の所、

まいどまいど同じことを言っていて申し訳ないが、

政治とはバランスだということだ。

しかも、

未来のことを根拠にしなくてはならない判断が基本で、

よって、解答のない問題に、

納得感のある解答を用意するということなのだろうと思う。

 

私は政治の一端に触れる者として、

その考えのもと、

考えることをやめる・・・つまり、

納得しきって思考を停止すること、

価値観を固定化することだけは、

してはならないと思っている。

昨日正しかったことが今日も正しいとは限らない。

常に千変万化の中にあると思うべきだ・・・

と、自分の中で戒めているし、

そういう考え方を課している。

 

だから、考え方が変わることについて、

私はそれほど批判の対象だとは思っていないし、

考え方が変化していくことを容認できる度量の広さをこそ、

私は持ちたいと思っている。

 

そんな立ち位置だからこそ、

思想の延長にある政治家ではなく、

利益の延長にある政治家でもなく、

過信の延長にある政治家でもなく、

贔屓の延長にある政治家でもなく、

淡々とバランスをとりながら対応することを旨とする

技術的なせいじ屋さんになりたいと思う。

まさに、私の根幹の1つをなしている合気道のように・・・。

 

本日、佐久穂町青少年育成協議会あいさつ運動中止

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました