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引きこもりすらできない深夜徘徊?

前回の記事に引き続き、

青少年育成協議会総会で行われた、

駐在所講話の中から考察したい。

自分の質問内容もコミで・・・ということになるが。

 

昨年の長野県の非行の数。

つまり、ザックリだが、

青少年による犯罪の数は286人。

詳細はわからないが、件ではなく人であることから、

同じ少年による場合は重複してカウントされていないんだろうとは思う。

ちなみに一昨年と比べて2割ほど減少したという。

非行の数も、

どうやらこのコロナ禍の影響を大きく受けているようだ。

 

ちなみに非行のおよそ半数は、

軽犯罪で、その多くは万引だという。

なぜ人のものを奪うのか?

そのあたりは、教育的な面でも、

十分な配慮と指導を入れなければならない。

度合いが違うといえばそれまでだが、

人の権利を害することに罪悪感を持たないのは、

非常に問題のあることだと私は考える。

それが、所有権としての万引であっても、

人の命や人生を奪うことであったとしても、

その根本的な発想は変わらないところにあると、

私自身が考えている。

 

罪をごまかすことができる!

という思い込みは、

その知識と知恵と想像力により判断されることになるが、

一般的にその3つ・・・特に最後の想像力が不足している人は、

その判断そのものが、間違っていることが多い。

つまり、

ごまかすことなど到底できないのに、

ごまかすことができると思い込み、

被害者はもちろんのこと加害者である自分自身も傷付けることになる。

ようするに、無知・無能・自分勝手から脱却しようとすることで、

その愚かさから脱することができると、

小さい頃から教育の中で知ることができるようにしなければならないし、

それを実感できている大人が伝える義務があると、

私は常々思うわけだ。

 

一概に、そのとおりだとは言わないが、

少年院でホールケーキを3つに分けるという実験観察についての記事を、

ぜひ検索してもらいたい。

学ぶことは、

考える種である知識を確保するという面においても、

それらを組み合わせて、

新しい価値を見つけるという知恵を働かすという面においても、

必要かつ重要なことで、

それを無償で提供してくれている学校という存在は、

必要かつ重要であるといえる。

教育に関わる者はその責任を十分に感じ、

保護者はその環境に対して感謝をしなければならぬと、

少なくとも私は思う。

それこそ、当たり前・・・と思った時点で、

そのありようはアッという間に崩壊するかもしれないということを、

私たちは罪を犯してしまい刑に服する子どもたちをみて、

自分の子どもたちの可能性のひとつとして認識すべきだ。

 

さて、話は変わって、

昨年度の・・・申し訳ないが、正確に聞いていなかったので、

長野県なのか佐久管内なのかはちょっと不明だが、

補導された少年というのは133人になるそうだ。

これも一昨年と比べて減少しているという。

そのほとんどは深夜徘徊。

 

これについては質問の形で注意喚起を皆さんにお願いした。

この深夜徘徊。

昔は、家から夜中に抜け出して友達と・・・

みたいなのが多かったように思うが、

今の若者はそんなことはほとんどしない。

というか、SNSがあるのにそんなことする必要がない。

遊びたければ、ゲーム内で合流すればいい時代だ。

子どもが夜ふかしではなく、

夜遊びをする時代は終わったのだ。

 

ところが・・・

現実的に深夜徘徊をする若者はいる。

ここについては、

もっと大人たちが神経を尖らせなければならない。

つまり、

引きこもりすらできない・・・

そんな家庭環境にある可能性があるということだ。

 

その裏には、親による暴力や育児放棄、

中には親が自分の恋人と過ごすために、

帰宅をさせない例もあるという。

また、暴力を振るわれるぐらいなら、

家を出ていたほうがいいということもあろう。

そのあたりの、

今の時代ならではのことを理解してもらうために、

質問という形でお話をした。

 

青少年育成とは言うものの、

私を始めとして、

あまりにも青少年のおかれた環境を理解しなさすぎる傾向は、

否定できない。

それこそ、想像力の欠如である。

大人だからといってできていると勝手に思い込み、

学ぶことをおろそかにしてしまっては、

気が付かないうちに、

ホールケーキを三等分できないような、

思考の凝り固まった人に・・・

つまり、子どもや若者の手本には到底ならないような、

そんなヒトになってしまうのではないか?

と私は恐怖におののいている。

 

佐久穂町議会タブレット研修会③まであと20日

 

 

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