12月3日に12月定例会が開会した。
以前にも議会運営委員会の記事でお知らせしたが、
専決処分にかかわる承認が8件。
条例関するものが5件。
補正予算が6件。
財産取得に関するものが1件。
陳情が2件・・・。
ここまではお知らせ済みなのだが、
あらたに1件の議員発議の案件が提出された。
ザックリと見ていくと、
大きな軸となるのは専決処分の承認で、
人事院勧告にともなう期末手当の5%の引き下げ。
この内容についてはこちらを。
条例案については、
選挙に関する選挙運動の公費負担に関する条例。
この内容についてはこちらを。
12月定例会は決算認定も次年度予算審議もないので、
ボリュームは毎回小さくなる傾向。
で、まだこのブログで触れられていないのが、
新たに井出議員より提出された条例案について。
佐久穂町奨学金貸与条例の一部改正。
あまり知らないかもしれないが、
佐久穂町には奨学金を出す条例というものがある。
経済的に苦しい子どもに高校や大学などの金銭的支援を、
無利子で行うものだ。
とはいえ、借りたお金は返さなければならない。
もちろん、
本人が死亡するなどの特別な事情があれば、
町長の判断で返済を免除することも、
条例の中では明記されている。
その条例に、返済免除の条件を追加するというのが、
今回提出された条例改正案だ。
追加条件は、
死亡したときや働けなくなったとき・・・。
そして、
高等学校等を卒業し、償還期間において就職し、
かつ、佐久穂町内に居住するとき。
提出理由にも挙げられているが、
佐久穂町に戻ってきて定住してもらうための改正案。
現状で、個人としては大賛成。
もちろん、
居住して、免除してもらったら即引っ越し・・・
なんてことも当然、考えられるが、
そういったケーススタディについての対応は、
細かいルールを規則で決めればいい。
それで効果が得られるか?という意見もあるだろうが、
1つの方向性を与えることはできるに違いない。
私はこどものころ、
今の子どもたちと同じように、
トライアルアンドエラー・・・つまり試行錯誤が苦手だった。
まずはじめに何かを試行してみないと、
さらにそこで問題点を発見しないと、
改善改良ができるわけもなく、
何が大事かって、
まずやってみる!
ということなのだと理解もしていなかった。
きっと、失敗するということに対しての、
他からと自分自身の評価に耐えられる気がしなかったんだろう。
まぁそもそも失敗なんていう価値観、
どこのだれがきめつけてやがんだ・・・
って感じにすら思う。
あぁ・・・また話が自分の脳内のことになってしまった。
ようするに、
井出議員が提出された条例案は、
それほどの価値があるということだ
と、私は思っている。
私は佐久穂学習倶楽部という学習塾を運営しているが、
そこのマークがこれ。
もちろんエスカレーターの逆走なんてダメ!
でも、これって学習の基本だと思う。
立ち止まったら現状維持・・・なんてことはない。
立ち止まったら下へ降りていってしまうんだ。
普通に進めていたら成長・・・なんてことはない。
普通に進めていたらそれは何の進歩も変化もないということ、
すなわち停滞しているということ。
だったら、駆け上がるしかないくない?
っていう思いを込めたマーク。
ちなみにこのマークはこちらのサイトの、
ダーヤマさんのご厚意によって使用させてもらっているもの。
まさに今回の井出議員による発議は、
地方議会のあり方に対するそれであると思う次第。
12月定例会一般質問まであと6日
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