午前中に佐久穂町議員が数名集まって、
タブレットやPCについての使い方について、
自主学習会を行った。
タブレットやPCを具体的にどうやって利用するか?
ということが主なテーマとなるわけだが、
そういったテーマを考える前に、
PCの歴史的背景や簡単なしくみについてを理解し、
その上で、Wifiの接続や、
LINEアプリのスマートフォンとPCの同期を設定など。
あれやこれやをした。
このあたりはそれぞれの世代で、
熟練度が高いスキルが異なるので、
一概に古い新しいという価値観だけでは
批評めいたことは言えない。
私などは明らかにキーボード世代であって、
スマートフォンのフリック入力などは苦手。
だからスマートフォンの文字入力は、
音声入力か手書き入力を利用している。
もし、フリックの苦手な人がいれば試してみることをおすすめする。
そんな世代的な差異があるなかでも、
なんとか今の世の中のあり方に慣れていこうとする議員には、
敬意を表したい。
若い人にとってみれば当たり前のことも、
人生のベテランの方々には難しいこともある。
でも、実際に使っていかなければ・・・と思う気持ちに、
多少なりとも私がお手伝いできればと思う。
話が少し飛ぶが、
若者たちの中には鳥肉が
何の鳥の肉なのかを知らない人がいるという。
私よりも上の世代には信じられないことだし、
そんなことではいけない!と思う人も多いに違いない。
が、改めて考えてみると、
若者たちにとっては何の鳥の肉なのか?という情報は、
正直、価値をもたない・・・というのもうなずける。
むしろその肉の特性や調理法、料理そのものが価値を持つのであって、
別段、若者自身がニワトリをしめるわけでもなく、
ましてや狩猟するわけでもないから、
そこを知っていたところで、
知らないということと大差ないのかもしれない。
さように、知識などは特に、何に価値を見出すかが、
世代だけに関わらず、個人個人によって大きく異なる。
だから、Wifiの接続やLINEの使い方、アプリなどは、
その仕組みや設定などは二の次で、
若者にとっては使えることが最優先。
だから言われたとおりに設定すれば使えるようになる。
それだけで十分だということになる。
しかしながら私も含め、私より年齢が上の人たちは、
おそらく、
よく知らないものに対する恐怖や警戒心が高いのだと思われる。
よくわからないものは使いたくない
というバイアスがかかるのではないか?
だから、タブレットやPCに関しての・・・
特にインターネットやクラウドといった類のことに、
活用してみようという意欲が湧きづらいのだろう。
しかも、それを利用したいと思うほど、
現状に困っていない。
そんな中、タブレットやPCを利用した議会についても、
今のシステムのままであるならば、
年齢の高い人ほど、
それぞれの熟練度を加味して、
現状に困っていないという現実がそこには大きく横たわる。
そうなると、
熟練度を活かした手書きがタブレット上でできるとか、
検索機能の便利さとか、
連動することでの楽さとかを
しっかりと実感してもらえるようにしなければならない。
同時に、
ペーパーレスに移行する経済的なメリットを、
タブレットやPCの買い替えやアプリの更新料も全部いれて、
検証して納得してもらう必要性もある。
環境に優しいということ大切だが、
再生紙が多く利用されている今、
そこに重点項目があるのか?
ということも検証しなくてはいけない。
タブレットやPCを議会に導入するということは小事ながら、
世の中の価値観に関わるもっともだと思える主張について、
誤解を恐れずにいうと、
さまざまの経済活動と関連付けて検証しなければ、
そこに何があるのかを見ることはできないのではないか?
俗な話だが、
戦争はそれで儲けている人がいる限りなくならない・・・
ということを我々は忘れてはいけない。
とはいえ、私よりも年齢が上の議員の方も、
前向きにタブレットやPCの導入について取り組んでいる。
取り入れたという表面的な事実だけでなく、
利点も問題点もできるだけ多くのカードを提供した上で、
それらの活用できる議会を目指していきたいものだ。
次世代が議会に関わったり、議員になったりしたときに、
逆カルチャーショックを受けないために・・・。
10月全員協議会まであと7日
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