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組織改革の肝?

全佐久PTA連合会の会長を退任し、

今年は全佐久PTA連合会の顧問に就任した。

顧問というのは、イメージ通りの顧問という意味もあるが、

現実的には、全佐久PTA連合会会長に輪番制で回ってくる、

長野県PTA連合会副会長兼常任委員と

PTA東信地区協議会会長の

2つの職を現役会長の負担にならないように、

仕事を分散する目的ももっている。

つまるところ、

その2つの仕事を担当しながら、

全佐久PTA連合会に関わっていくということだ。

 

さて、その仕事・・・。

特にPTA東信地区協議会について。

変なくくりであるといわれるかもしれないが、

東信地区協議会は、更埴PTA連合会と上小PTA連合会、

そして全佐久PTA連合会で構成されている。

だから、主な仕事というか、その目的は、

情報交換と情報共有ということになる。

ということは会議を開く必要がある。

もちろん懇親会という形での情報交換も必要となろう。

 

ところがだ、

新型コロナウイルス対応であるこの状況下で、

それが実に難しい状況となっている。

やったとしても密をさけて、

参加者数を制限したりしながら、

会議だけを実施するという方向性になる。

 

そもそも方向性は誰が判断するのか?

ということを疑問に思う人もいるだろう。

本来はPTA組織そのもの・・・と言いたいところだが、

実は多くの場合が違う。

ほとんどのPTAが、事務局の影響を大きく受けている。

 

PTAの組織って結局、

事務局が大きな力をもっている現状がある。

そりゃそうだ。

PTA役員なんてものは1年から2年任期で、

複数年を通して実質運用しているのは事務局なわけだから。

実際に、活動を具現化していくのも、

お膳立てを整えておくのも、

資料を整理するのも、

ほとんどが事務局がやっているのが現状。

だから、具体的な意見をもって発言力が強くなるのは道理だ。

 

全佐久PTA連合会の場合は、その事務局が、

佐久教育会館というか佐久教育会が担ってくれている。

とてもありがたいし、会計上、とても助けられている。

ただ、さすが佐久教育会という教育機関だけあって、

こういった状況下では、

学校教育に関わる基準にのっとって動く・・・

つまり、現実的には、

佐久校長会が基準にしている基準を遵守する形になる。

そうなると、

もうPTA役員である我々は、実質どうしようもない。

講演会の企画を立てたとしても、

その基準で企画中止になってしまうし、

PTAの活動も学校行事の1つとして考えられてしまうから、

早めに予定を、

きっちり決めてもらわねば困るということになる。

 

まぁ、事務局がしっかりしているからこそ、

PTA活動がうまく回っていくわけなのだが、

この流動的な状況下では、

どうしてもフットワークの悪さや消極性が目立ってしまう。

 

まぁ、PTAの組織っていうのはその程度ものだといわれればそれまでだが、

子どもの環境を良くしていきたいと思う、

親や教員の思いやイメージ、それにともなう行動が、

萎縮してしまうのは、絶対に避けなければならぬ。

その萎縮によって、こういったボランテア組織というのは、

著しく集団の生命力を失うことになるからだ。

だって、そもそもそのエネルギーのみで生きている集団なのだから。

 

昨今、PTA組織についてちまたでは色々と言われている。

全体的には面倒な負担のかかるものとされている。

なに、間違っちゃいない。

今のPTA組織が、

活動のエネルギーを行動に移せる場面が狭まって、

ああしたい、こうしたい・・・というアイデアが、

今までに事例がないからとか、

実際に難しい・・・とか、

来年度以降の役員が困るとか、

私達の努力を無駄にするなとか。

意見をいってもアイデアを出しても

結局の所、昨年同様・・・みたいな。

そんな面白くもない役職につかされた上に、

やりたくもない仕事を押し付けられて、

強要されている現状・・・

誰がこのんでPTA活動をするというのだ。

 

さっきも言ったが、

こういったボランティア組織というのは、

○○したいというエネルギーでできあがっているわけだ。

大きい、小さい、Aだ、Bだ、Cだ・・・は関係ない。

そのエネルギーがその組織の集団としての生命力なわけで、

その生命力がそがれれば、

当然、終息を迎えるのは自明の理。

 

それは駄目だ、それは無駄だ、わかっちゃいない・・・という言葉は、

人がマウントを取りに来る上でよく使われる言葉だが、

そういった言葉を多用している組織は、

特にそれが、

人の善意によってエネルギー供給をされている組織の場合、

もう、集団の生命力が尽きようとしてしまっている

のではないだろうか?

 

組織改革の真髄はそこにあると、

私は思っている。

 

広報編集特別委員会撮影まであと8日

 

 

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