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子どものある世帯に飲食店商品券を!

4月23日から配布され始めている今回の広報など。

広報さくほや議会だよりの他に、

佐久穂町商工会が出した

さくほのうまいもんテイクアウト

が全戸配布される。

 

新型コロナウイルス感染拡大防止のために、

飲食店などをはじめとして、

多くのお店が休業要請を受けたり、

自主的に営業を縮小したりしている。

知り合いのラーメン屋の話を聞いても、

営業を自粛するというよりは、

自粛せざるを得ないというのが実情のようだ。

そのラーメン屋の場合、

他のラーメン屋もそうかもしれないが、

昼はそれなりに客がくるものの、

夜は全くの閑古鳥らしい。

こうなるともう、固定費との勝負だという。

 

佐久穂町の中にもいくつもの飲食店がある。

私の家の近くにも串カツ屋さんと焼き鳥屋さんがあるが、

この2つの店にいたっては営業時間が夜向けであることを考えると、

非常に厳しいんじゃないかと想像はしていた。

テイクアウトのチラシも入ったことだし、

せっかくだから今日の夕飯は串カツにしようと、

散歩がてら店に買いに行った。

 

店で少し話を聞くことができた。

4月にも関わらずというか、

4月だからこそ見込んでいた宴会の予約がすべてなくなり、

実際に最近、来店してくれた客は4組・・・。

もうこれはなんともしがたい状況だ。

 

さらに、テイクアウトのチラシにも書いてあるが、

テイクアウトの受付時間が17:00から19:00までとなっている。

これについても辛いところで、

今は営業を縮小しており、

お客さんがこない日は19:00に閉店して帰宅しているらしい。

店を開いているだけで赤字が増えるわけだから、

19:00が踏ん張りどころということだ。

でも、こうやってテイクアウトのチラシが入れば、

店を開けないわけにはいかないし、

店を開けておけば損失が増える一方。

そんな葛藤の結果としての

テイクアウトのチラシであることは、

私達は忘れてはいけないと思う。

 

佐久穂町は、観光業で町を賑わせようとしている側面がある。

観光というのは実に不安定な業種で、

しかもその割に固定費が大きい。

回ってなんぼの業種。

それに付随する飲食業もまたしかり。

こういった業種を推奨してきた佐久穂町には、

すぐにでも手を差し伸べてもらいたいところだ。

 

だがこれにもやはり葛藤が存在する。

それぞれの自治体でそれぞれ独自の支援策を用意するものの、

実際にその規模は、

市町村の財政規模に大きく左右されてしまう現状がある。

全国版のニュースでも浮き彫りになっているが、

東京都はできたとしても、

埼玉県や千葉県にとっては懐具合が厳しい!

長野県内においても、

地方交付税が0円である軽井沢町ならできるが、

佐久穂町のような自主財源が少ない町には、

しかも台風19号の復旧で、

すでに大きなお金を使ってしまっている佐久穂町には、

お金の面で、

やれることが限られてきてしまうのが現状なのだろう。

 

とはいえ、

今は金額よりも速さが重要。

町内で使用できる飲食業用の商品券の配布や、

在宅している子ども向けのおかずとしての利用など、

少しでも売上が伸ばせるように、

手を打つべきだと思う。

 

月並みだがこれを合体させて、

小中学生がいる世帯に子どもの人数に比例した

佐久穂町内飲食店で使える商品券を配布するのはどうだろう。

給食がないことで家計が圧迫されがちな保護者にも、

売上が落ちている飲食業者にも、

メリットが少なからずあるのではないだろうか。

 

6月定例会まであと1ヶ月半

 

 

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