3月定例会に発議された条例案が2つある。
発議とは議員によって提出された議案ということ。
ちなみに議員による条例案の提出は、
地方自治法によって12分の1以上の賛成がなければ、
提出できないルールになっている。
ということは、
定数14である佐久穂町で、
議員から条例案を提出するためには、
最低でも2人の賛同がなければ議場にのぼることはない。
1つは、
議員定数を14人から12人に減らすための条例案。
これは、2月に行われた議会改革特別委員会にて、
定数の変更はしない
というひとまずの結論に達したが、
それに対して改めて発議された。
私としては以前からも書いている通り、
極端にいって議員は7名ぐらいでもいいと思っている。
地方議員が専業政治家に至るための筋道として、
また、住民の地方議会議員選挙に対する意識改革を促すため、
そして、地方議会議員のあり方を変えるため、
議員定数を減らすのは基本路線だと思っている。
だからこの議案には賛成することになるだろう。
もうひとつの発議された議案は、
台風19号被災に鑑みて、
議員報酬を令和3年3月31日まで議員報酬を
2%減額しようというもの。
2%というのは東日本大震災の際の場合にならったものだそうだ。
これについては未だに悩んでいる。
悩んでいるというは、
反対すべき理由が明確に自分の中にないからだ。
じゃぁ賛成すればいいじゃん。
ということになるが、
ここがモヤモヤするところで、
議員の誰もが、議員としての仕事で返すべきだ!
という考え方をきっと持っていて、
私も同様に思っている。
思って入るものの、じゃぁ現実問題として、
それは実現できていますか?
という命題にぶち当たってしまう。
そうすると、この条例案に賛成することは、
それができてないからせめてお金で返そうよ・・・
ということに賛同することになる。
それがきっと自分にとって辛いのだと思う。
だってさ、
仕事ができないんだったら議員である意味はない、
つまり私は佐久穂町議会議員である意味はない!
というところへ行き着いてしまうじゃない。
いや、仕事で返せてる・・・と、
言い切れるほど私は自信家ではない。
そしてね。
現実としてまったくそのとおりだと思う。
自分なんかよりもっと佐久穂町をよくできる人が、
きっといて、
その人のほうが私よりも、
佐久穂町に、
佐久穂町議会に貢献できるに違いない。
そう、真剣に思うわけ。
次の選挙まであと1年になるから、
本気で考えていかないと・・・。
コメント