11月23日、日曜日に行われた、
全佐久PTA連合会主催の新旧会長研修会。
内容については前回の記事に書いたが、
実はそれ以外に書いておきたいことがあるので、
今回はその追記。
研修会が始まってそうそう、
全佐久PTA会長あいさつというものがある。
そのあいさつに先立って、
今回の台風19号災害によって甚大な被害にあわれた
全佐久PTA連合会会員の方に、
お見舞金と集められた義援金の分配を行った。
もちろんそれを行うに関しては、
全佐久PTA理事会・・・
各地区から選出された副会長8名および、
学校代表として校長会から1名の計9名による
協議および賛同あってのこと。
会長の一任でできることではない。
配分する対象についての基準は、
今回の災害において
通常住んでいた所から転居せざるを得ない状況の方
ということに理事会で決定した。
この基準を元にして、
校長会へその調査を依頼し、
合計8名の方が該当するという報告を受けた。
全佐久PTAからはお見舞いという形で、
その気持ちが伝わる程度の金額しか出せなかったわけだが、
実は、
全佐久PTA連合会が設置した災害対策本部として、
小諸養護学校と軽井沢中学校PTAから
義援金を預かっていた。
この義援金は被災された方に、
直接役立ててほしいとの要望があったので、
その意図を組み、
同様の基準でその義援金を8名の方に分配する形をとった。
研修会の最後、
やっぱり全佐久PTA連合会会長あいさつがある。
ここで、事務局に用意してもらっていた
感謝状を小諸養護学校と軽井沢中学校PTAに贈呈。
ただの紙切れと言ってしまえばそれまでだが、
全佐久PTA連合会としての気持ちを伝える、
現実的には極小ながら、
形式上最大のかたちをとらせてもらった。
本当に感謝しかない。
今思えば、
佐久穂小学校PTAとしても同様の手続きができたかも・・・
とは思うが、
そこは団体が小さいだけに難しいところだ。
個に対する支援が、
果たしてPTAとして妥当なのかという問題がつきまとう。
小さい集団であればあるほど、
公平さに対する不満が浮き彫りになってしまうからだ。
地の組織というのは、
根ざしているゆえに分割されていく。
小回りがきくかわりに、
構成員が少ないため総意がまとまりにくい側面を持つ。
そういった意味では、
全佐久PTA連合会のひとつの存在意義が・・・
極小ながら見い出せた気がすがしてホッとしている。
全佐久PTA連合会は地域が区切られて入るものの、
どちらかといえば空の組織といえよう。
見上げた空を分割しようという人はなかなかいない。
空の組織は、
平等・公平であることへの不平不満が比較的出にくいが、
それを保つためにどうしても基準を守ることに偏り、
細部に疎くなりがちで、
小回りがきかずにアレンジもきかないという傾向を持つ。
でも、そこにもやっぱり存在意義はあって、
地の組織・空の組織の相互作用があっての、
そこに所属する人たちの幸せなのだろうと思う。
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