11月23日土曜日に佐久教育会館エデュカトリアで、
全佐久PTA連合会主催の
新旧会長研修会が実施された。
実施された・・・というより、
私は全佐久PTA連合会の会長なので実施する側。
新旧会長研修会というのは、
全佐久PTA連合会の範囲・・・
佐久市・小諸市・北佐久郡・南佐久郡の
現在の各学校のPTA会長と、
来年度のPTA会長候補者に集まってもらって、
少しでも全佐久PTA連合会を始めとする
PTA組織を理解してもらって、
これからのPTA活動に役立ててもらいたい
という主旨で行われる研修会だ。
ここ2年で新旧会長研修会の形を少しずつ変えてきた。
どうしてもPTAの研修会といえば、
著名な人を呼んできて、
講演会を聞くというのが基本的なスタイル。
だが、先にも書いたように、
ほとんどの各学校のPTA会長は、
PTA組織の全体像というのを知らないまま、
1年2年の任期を過ごすことになる。
昨年の活動をただただ繰り返すためだけに、
そこに存在することになることが多い。
でも、せっかく各学校のPTA会長という貴重な体験をする機会に、
本人の望む望まぬに関わらず恵まれたのだから、
その機会を過ごすことに満足してもらいたいと思うわけだ。
だから、昨年は全佐久PTA連合会を中心に、
日本PTA全国協議会や長野県PTA連合会との関係や、
活動内容やお金の動きなどの説明をした。
今年はその説明に加え、
長野県PTA連合会の会長に来てもらって、
PTAの様々なことについて、
全佐久PTA会長の私と小学校の校長を加え3人で
パネルコメント形式をとった。
正直、それがよかったのか悪かったのかわからない。
忙しい時間を頂戴して、
出席者の何らかの満足感を満たすことができたのか・・・。
そうでないとしたら、
お詫びをする以外にない。
ちなみにそのテーマというのが、
PTAの必要性、
現状のParentsとTeacherの関係、
PTA会長としての心得。
それぞれのパネラーが、
それぞれのテーマに関して意見を言う形になったが、
その中で1つだけ私の意見をブログに書く。
根本的なことだがPTAは必要か?ということ。
私個人の意見としては、
PTA組織そのものは必要だとは思わない。
この意見に関しては多少の説明がいる。
今の学校教育においてそれを支える何らかの組織は、
絶対に必要だと思っている。
ただそれが、PTAである必要はないという意味だ。
別の組織・・・
たとえば民間企業が
ボランティアでやってくれるというのであれば、
それはそれで構わないと思う。
また、信州型コミュニティースクールと呼ばれる組織もある。
そこが全部やってくれるのであれば、
やはりPTAはいらないか、
もしくはそこに組み込まれるということも考えられる。
が、現実的に学校教育を支援する組織というのは、
現状、PTAという組織ぐらいしかないのだ。
PTAという組織そのものの必要性があるのか?
というとそれはあるとは言い難いが、
現実的に今あるPTA組織を
今、必要とされている学校教育の支援組織へとそれに当てることは、
もっとも効率がよく現実的な手段であると思うわけだ。
だからこそ、PTA組織は変化し続けなければならない・・・
というのが私の最終的な意見だ。
長野県PTA連合会会長からも、
様々な考え方が提示されたし、
基本的なPTA会長としての心得も話してもらえた。
小学校の校長先生からも、
学校や教員の立場からの現状や思いも話してもらえた。
これがどう響いていくかはまた別の話。
全佐久PTA連合会としては、
こういった目的のはっきりとした研修を、
できるだけ効果が得られるように、
これからも企画していく以外にない。
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