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17分の1とは思えない重さ?

11月22日金曜日・・・

台風19号の災害のため延期になっていた会議に出席。

佐久地域の高校の将来を考える地域の協議会。

佐久市役所8回大会議室にて。

・・・へぇ今まで気が付かなかったけど、

佐久市役所って8階建てだったのか。

 

佐久地域の高校の将来像を考える地域の協議会とは、

今、長野県がおこないつつある改革・・・

1つは高校再編、

もうひとつは高校入試改革、

トータルすると学び方の改革ということになるわけだが、

その改革などについて、

地域に密着した面々が、

それぞれの地域に即した形で、

長野県に提言をあげるための協議会だと思ってもらっていい。

 

構成員は、

まず市町村長が5名。

・・・どうやら現在高校のある市町村長のみ。

それから産業界の代表6名。

商工会の支部長やら佐久総合病院の総括委員長、

農協の組合長などがこれに当たる。

その他地域の実情に応じたものが6名。

これは川上村村長、佐久大学学長、佐久校長会会長、

旧第6通学区高等学校長会会長、佐久地域振興局長、

そして全佐久PTA連合会会長の私。

以上、17名。

もちろん長野県教育委員会事務局と、

佐久市企画部企画課の職員は事務局員となっている。

 

ここでぜひ気づいてほしい。

高校の将来像を考えるのは誰のためか?

もちろんそれは多岐に及ぶが、

その割合から考えてもどうも上の構成比は、

???

という感じがしないか?

 

私は協議会が始まってすぐにこのことを考えた。

現在の中学生や高校生・・・

いやいや将来のことを考えたら小学生も。

それらの、これからの子どもたちのために

この協議会はあるのだと素直におもったわけだが、

その子どもたちの声を反映する人はだれ?

なんて思ってしまって、

あぁ、生徒児童そしてその保護者の立場で発言するのは、

全佐久PTA連合会会長である私の役目か!

とこれまた素直に思ったわけだ。

 

思ってからハタと心が立ち止まる。

17分の1か・・・。

という残念な思いとともに、

こりゃどんでもない重荷を背負ってしまったな・・・。

という身震いすら起こらない責任感。

 

これはこの協議会を1人でかき乱すほど奮戦すべきなのか?

でも私は知っている。

正しいことを主張することと、

実際に世の中が前に進むということは、

時として・・・いや多くの場合、

直接的なリンクはしない。

リンクしないどころか進まない現象を引き起こすこともある。

逆説的ではあるが、

世の中に民主主義が浸透してきた現在でも、

多数決の原理があるからこそ前に進んでいるという現実。

だからかき乱すことで、

生産的な議論や現実的な提言が生まれるとは思えない。

 

私の役割は他の協議員のみなさんに、

純粋に生徒児童とその保護者の、

見えているもの、考えていること、価値を持っていることを、

心に触れるように伝えるしかないのでは。

 

決して、

長野県教育委員会だって、

この佐久地域の協議会だって、

彼らを苦しめるために改革を志しているわけではない。

誰もがよかれとおもってやっているのは、大前提だ。

綺麗ごとかもしれないが、

同じ方向を向いているもの同士が、

まえに進めないわけがない。

と、就職してからずっと思ってきてはいるものの、

この歳になってきて揺らいでいる。

・・・しょせんはきれいごとなのか・・・。

 

12月定例会開会まであと11日

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