11月21日木曜日に
11月の佐久穂町議会全員協議会に出席。
まずは新庁舎建設現場の視察から。
この写真に写っているのが制震ダンパー。
KYBという企業がデータ改ざんで
社会的な問題になったのは記憶に新しい。
そんな問題がある中だったこともあってか、
どうしても制震ダンパーの発注がスムーズにいかなかったようだ。
少し工期は遅れている。
今のところ来年の6月下旬の完成を目指しているとのこと。
とはいっても、
安全な工事と安心できる庁舎ができあがることが、
なによりも大事なので、
そもそもギリギリのスケジュールを最初からくんでやしないか、
と、むしろ心配になる。
感覚的な話で申し訳ないが、
小学生のたてる夏休みの1日のスケジュールが綿密すぎて、
結局、1日たりとも実行できないという、
だれもが記憶していると思われる現象に似ている気がする。
視察が終わって、
第1委員会室で全員協議会が開かれる。
主なものは、
新庁舎建設の今後の予定。
台風19号による被害・復興について。
11月11日に佐久穂町災害対策本部はその役目を終了し、
あらたに佐久穂町災害復旧復興本部が設けられた。
ちなみに災害復旧復興のために、
いまのところ4千万円ほどの補正を考えているらしい。
とりあえずは日常に戻ったが、
家に住めず仮住まいを余儀なくされている方も、
まだいらっしゃるし、
農地に関してはその爪痕はくっきりと残ったままだ。
これから冬本番。
来春までに復旧が進めばいいが。
そのあと、議会改革特別委員会が行われた。
この委員会もすでに17回を数える。
以前、町民の皆さんから集めた、
議会に関するアンケートも参考にしながら、
何らかの形にしなければならない時期に来ている。
とはいっても、
答えがあるようでないようなものだから、
議員の考え方はやはり様々で、
特に報酬や定数に関しては、
最終的には多数決で決めるしかないだろうと私は思う。
他にも今回の災害を1つのきっかけとして、
3年ほど前に設定された
議会基本条例についての見直しも行われた。
現実に運営していく中で検証しなければ、
やはりリアリティのある問題点は出てこないものだ。
佐久穂町議会や1議員としての、
災害時の対応もそうだし、
夜間休日議会にしろ、
政策討論会にしろ、
やはり実験的な検証はよりよいものを作るためには必要だ。
ところが日本人はどうやら失敗に厳しい国民性らしい。
これは教育の成果?であるかもしれない。
だから試行錯誤に常に付いて回る失敗は、
検証の材料としてではなく、
責任を追求するもの、
もしくは他者の正当性を誇示するものとして、
残念ながら使われてしまっている気がする。
他者の失敗は自分の成功では到底ありえるはずもないのだが・・・。
どうも私は教育的な話になってしまう。
まぁ、そんな自分を認識しているから、
良しも悪しもないのだが・・・。
おう!やってみろ!
と子どもの言ってあげた上で、
その失敗を笑って次の道を見せてくれる・・・
私はそんな大人でありたいと思う。
12月定例会開会まであと14日
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