長男はヒッポファミリークラブに入っている。
ヒッポファミリークラブとは多言語を使った活動をする団体だ。
日頃からの活動の他に、
様々なプログラムが用意されている。
その中で、この夏、長男は、
中国の上海郊外にある太湖大学堂というところで、
10日間の合宿に参加することになった。
日本から40人ぐらいの小3~6年生がそこに行き、
中国の小学生などと一緒に寝起きをともにする。
論語を中国語で学んだり、
カンフーを学んだり、
自然体験プログラムをしたり・・
そもそも、
親がいない状況で、
飛行機を使って海外に出かけるということ自体、
とんでもなく大きい体験だったりする。
そんなわけで羽田空港国際線に向けて、
こちらを朝6:00に出発。
関越自動車道で東京に向かうものの、
なんだかいつもより渋滞が目立つ。
もちろんインドア派というか引きこもりの私なので、
羽田空港など自動車でいったことがない。
渋滞の状態も含め、
到底、カーナビがなければ、
10:30の集合時間までにたどり着けるか不安でならない。
最近、車についているカーナビが調子が悪く、
道など存在しない山や川の中を、
カーナビ上で走ったことにされているぐらい調子が悪い。
そんなこともあって、
スマートフォンのグーグル先生のナビを利用した。
グーグル先生のナビはきっと優秀なんだと思う。
当然のように近道を案内してくれる。
そう・・・
高速も降りさせられて、
しかも普通の駅周辺の細い路地を、
それこそ人が歩いていたり、
自転車が行ったり来たりするような、
車同士がすれ違えないような道を案内してくる。
で、混乱した挙げく、
首都高速にのったはいいが、
地下トンネルを長時間移動する場所では、
電波が届かず、ナビが止まる!
こんなこともあろうかと、
事前に家で羽田までの道順と地図を調べて、
印字して持ってきていた。
それを助手席の妻に渡す・・・。
これどうやってみるの?
との返事も返ってくるし、
そりゃぁ、途中からの道案内じゃ、
私が見てもわからんわ・・・
そもそも現在地がよくわからんのだから!
不安にかられながらなんとかかんとか、
道路案内標識にHANEDAの文字を発見!
妻が現在地を認識する。
グーグル先生が再び通信を回復する。
車についているカーナビもなんとなく機嫌を治す。
あれやこれやで、
なんとか羽田空港国際線に到着。
もうね・・・
あらゆるものが重なると、
自暴自棄になるのがよく分かるね。
長男を10:30までに連れて行かなければならないのに、
なんだかもうどうしようもない感じだった。
高速道路だから、
車を止めて、人に聞くわけには行かず、
スマホは通信不能。
カーナビも私と同じように混乱気味ときたら・・・。
でもまぁ、
結局、時間通りに到着できてよかった。
長男よ、中国で貴重な経験をしてこいよ!
経験に成功体験も失敗体験もない!
自分で体験できたことが、
自分の中に染み込んで経験となり、
人としての厚みになるからな!
コメント