1月29日に新庁舎の安全祈願祭に出席。
場所はもちろん新庁舎を建設する場所。
つまり、現在の佐久庁舎眼の前の駐車場。
テントをはっての行事ではあるが・・・
やはり寒い!
まず、地鎮祭が行われる。
これは請負業者である新津組・畑八開発が行う。
というか、
佐久穂町では、できない。
1965年の津地鎮祭事件では、
2審で原告の請求を棄却する形・・・
目的効果基準にそって公の宗教的活動の違憲性を判断するべき
と最高裁判所が示して終着をみた。
が、それでも
政教分離の原則からそれは神道の範疇なのでしない。
さて、その地鎮祭では、
まず神主さんが神様をその地に下ろす。
で、かりそめの儀。
かりそめ・・・いやいや、
はかないといった意味の仮初めではない。
カマで刈ることのはじめ・・・で、かりそめ。
そのあと鍬初めの儀・鋤でも同じことをする。
祝詞を読んだり・・・
ちなみに祝詞に名前や住所が入っているのは、
神様がどこに何していいかわからないから・・・だと聞いた。
・・・うん。
初詣に行ったとき、名前も住所もいってねーや・・・。
で、神様にお帰りいただいて。
そんな感じだった。
そのあと、佐久穂町による起工式が行われる。
これは入学式や卒業式なんかと同じような式。
町長のあいさつがあったり、
来賓祝辞があったりと・・・。
あぁ・・・いよいよだなぁって思う。
大学のころ、
宗教学のような歴史学のような内容を、
研究対象にしていたから、
こういった神道の行事も興味深く見てしまう。
宗教というより、
人がどのように目に見えないものに対応するのか?
とか、
どのように考えることで心の安定を得るのか?
というような
普通の・・・いわゆる庶民の哲学的思考。
これは相変わらずおもしろいテーマだ。

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