「信濃の国」という歌がある。
私が長野県にきて驚いたことのひとつが、
この県歌が長野県民に愛されている?馴染んでいる?ことだ。
愛知県名古屋市にいるときは、
県の、市の歌なんて記憶にも経験にもなかった。
さて、この県歌「信濃の国」
ざっくり説明。
作ったのは信濃教育会。
だから作詞が師範学校教諭の浅井きよし氏。
ついでに作曲は同じく教諭の北村季晴氏。
ようするに唱歌として、1900年に作られた。
これが1968年、県歌にしようという運動が高まって、
県歌となり、50年が経過したというわけ。
さてこの歌、実は6番まであって、
しかも4番は曲調が変わる壮大なものだ。
1番は長野県の平地を、2番は山河を、
3番は産業を、4番は名所を、
そして5番は人物、6番は道かな?
という風に歌っている。
長野県にきたころ、5番の歌詞を見て思ったものだ。
・・・だれだ?って。
実は信濃の国の5番は、長野県の歴史上の有名人で構成されているのだが、
登場人物は、
木曽義仲・武田信盛・太宰春台・佐久間象山の4人。
おそらく木曽義仲はわかる人も多いのでは?
佐久間象山も歴史好きは知っているかも。
幕末期における松代藩の兵学者で吉田松陰や勝海舟の先生でもある。
よくわからないのは残りの2人。
まずは仁科信盛。
武田信玄の五男で織田信長に最後まで抵抗し、
高遠城で戦死。
そしてもう一人の太宰春台。
彼は江戸時代の学者で、
知る人ぞ知る伊藤仁斎の講義を聞いたり、
荻生徂徠の門下生になったりしている儒学者だ。
と言っても、
2人とも中学校の歴史の教科書には出てこない。
というわけで、この50周年記念で、
未来へつなごう!信濃の国という企画が、
長野県企画振興部広報県民課であって、
佐久穂地域いきいき健康クラブでも、
日ごろから使っている、
信濃の国の健康体操を応募してみよう!
ということになったんだけど、
これがまた期日が過ぎちゃってた・・・。
というわけで健康体操「信濃の国」
まぁダメもとで、とりあえず送ってみようと思う。
長野県の県民が、
声を出して歌いながら、
健康体操をやって健康になってくれますように!
新春賀詞交歓会まであと22日
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