世界がもし100人の村だったら
という本が昔、はやった記憶がある。
これ、まさに算数の割合の百分率に使える教材で、
なおかつ、社会科としても使える教材。
今、佐久穂学習倶楽部小5の算数で割合をやっているので、
ふと、思い立って
教材としてこれを一気に購入することにした。
記憶が定かではなかったので改めて調べてみると、
世界がもし100人の村だったら
から始まって、
お金編・たべもの編・子ども編、
そして未来志向の完結編。
あとは文庫本の総集編。
とあるようで、すべて購入。
個人的には興味があるお金編。
つねづね、
日本の教育にはお金の話が少なすぎる!
と思っていた。
だから会社に勤める中で、
勤務時間や賃金について不満を言うと、
「それほどお金が大事か!?」
という日本人お得意の論法で、
つまり、
いかにもほかに大事なものがあると、
それが美しい有りようだと言わんばかりに、
反論として利用される。
それほどお金がいらないなら皆に分け与えろよ!
と、お金より大事なものがあると主張するお金持ちに言いたい。
貧しい人がお金よりも大事なものがあると言うならいいけど、
お金がたくさんある人が、それを言ってはいけないと思う。
誰が見ても美しい人が、
見た目なんて関係ないわ、中身よ中身!
と説教を垂れるのに似ている。
別の見解を述べれば、
いったいお金以外に、
営利団体である企業がどうやって個人を評価をするのか?
ということに回答してほしいものだ。
昔ながらに、殿様が自分の一字を与えるかのような・・・
上司や社長の名前の一字をもらっても・・・
何もうれしくないのですが?
食べられないし・・・。
これらの現象やお金に触れない教育方針は、
日本が近代日本を作り上げるうえで、
役に立ってきたことは認める。
ただ、それが今、
いいようにお金持ちに利用されている気がする
のは私だけか?
世界がもし100人の村だったら・お金編
の中にこんな話が載っている。
世界の富のうち49%は1人のいちばんの大金持ちのもとに、39%は9人のお金持ちのもとに、11%は40人の豊かな人のもとに貯まりました。50人の貧しい人のもとにあるのはたったの1%です。
さらにいろいろと挟んで、日本の例が語られる。
ちなみに作者は日本人の池田香代子氏。
たとえば日本では、この15年で人びとの賃金は合計で12兆円減りました。働く人の年収は平均50万円減りました。会社が貯めた儲けの合計は2倍の380億円になりました。
さらに
たとえば日本の大金持ちは40年前、収入の75%の税金を払っていました。いまは45%です。
と・・・。
こうやって断片でつなぐと不確実な内容になることは認める。
ただ、本質に迫ることができるのも事実だと思っている。
だから、私は、勉強不足と言われようが、
情報過多にならないようにしているという一面がある。
まぁ、それはあくまでも私の生き方の問題・・・。
いずれにせよ、
小6社会科の経済や中3社会科の公民の経済分野が
卒業まじかだったり高校入試寸前だったりするのもどうかと思う。
もっと教育の場で、大人たちは子どもに、
お金の話をすべきだと思うんだけどね。
12月定例会開会まであと2日
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