11月24日の土曜日、
前回、前々回の記事でも書いたが、
全佐久PTA連合会主催の、
通称、新旧会長研修会が行われた。
もう、この記事が連続3つ目になるのか・・・と思いつつ、
それでも書く。
前半はスクール’sマーケットについて。
後半の前半がPTAの今の大きな問題点である加入について。
そして、私が説明を担当したのが、
後半の後半。
現在の全佐久PTA連合会の立ち位置とお金について。
さて、そのお金について改めて・・・。
どの学校でもPTA会費というものが徴収されるのが普通。
PTA会費はほかの学年費や給食費といっしょに、
実質、まとめて口座から引き落としされると思う。
各学校のPTA会費についてはそれぞれ異なるが、
長野県佐久地域の場合、
そのうち、167円が全佐久PTAに渡される。
それでもって、そのうち90円を長野県PTA連合会に渡す。
さらに、長野県PTA連合会は10円を日本PTA協議会に渡す。
つまり、
全佐久PTA連合会は77円を、
長野県PTA連合会は80円を会費として集めている。
長野県には全佐久PTAと同じような、
いわゆる長野県PTA連合会の支部がある。
もちろん、それぞれが会費を徴収しているはず。
そして、おそらくその平均は190円ぐらいだと思う。
あるところでは300円台まで値上げしているところもあるようだ。
そういった意味では、
全佐久PTAの会費の額は低いほうであるといえる。
さて、問題なのは、
その会費で何を還元していくのか?
ということになろうと思う。
で、ほとんどの場合、その還元方法は、
基本的に研修の開催ということになっている。
団体として大きくなれば、
小団体では呼べないような講師を呼んで講演会ができる!
という、その一点に着目して、
講演会を中心とした盛大なイベント
を打つことで役割を果たしていると、
おそらく思っている。
いや、間違ってはいないし、
それはそれでひとつの方法であろうとは思う。
ただ、
そうであるならば、
人が呼べる講師を呼ぶことが最重要課題で、
各学校のPTAの役員などに動員をかけるのはどうかしている。
もちろん運営側として、
運営のお手伝いをおねがいするのは・・・
まぁ、ありだとしても・・・、
その研修会のお客としてPTA役員の動員をかけるのは、
各学校のPTAに会費分の還元をしよう!
という、最初のコンセプトからすれば、
計画段階で瓦解しているといえる。
もちろん、
運営側としては必要だと思っているから、
研修として講演を行うわけだ。
そのために多少の出席のお願いをすることはあるだろう。
それでも、実際問題として、
①その人たちが本当に聞きたいと思っている講演なのか?
②PTA役員がその聞いてほしい人に該当しているのか?
の2点に十分配慮されているか・・・
ということは、
もう一度、見直してみる必要があると強く感じる。
もっというと、
大型のイベント形式や講演会以外に、
還元できる方法がないものか?
ということを、
真剣に考える時期にきている気がする。
これだけSNSやユーチューブが発達している時代・・・
しかもそれは今後、使用人口が増えることはあっても
おそらく減ることはない中で、
それらを活用した情報提供ができないものか?
大勢で講演を聞くというスタイルではなくて、
小さな分科会で、
テーマごとの悩みや相談、相互援助ができる機会のほうが、
保護者の皆さんは欲しているのではないか?
えらい先生を呼んで、その話を聞くよりも、
小中学校の先生の本音が直接聞けたり、
市町村の教育委員会担当者に対して、
直接、
要望を言える機会が欲しいのではないか?
言っていることが、
現実化しづらいことは百も承知!
だけど、
イメージできることは現実にできる!
そういう思いで、
私がかかわっている間にそれが現実化しなくても、
先を見据えた中で、
今の一手をうち、一歩を踏み出さなければならないと思う。
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