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まず行動と強く思える機会!

6月28日、木曜日。

佐久平交流センターで行われた

東信地区人権教育研究会に、

PTAの1人として参加してきた。

 

午前中は全体講演で、

山崎福太郎氏とその母親である山崎順子氏による、

『僕は僕だから』夢にはばたく、そしてその先へ

という講演だった。

ちなみに山崎福太郎氏は、

ソチパラリンピックのアルペンスキーの選手で、

現在は、信州大学教育学部附属特別支援学校教諭を勤めている。

ちなみに前任校は、須坂市にある中学校だったそうだ。

母はもと上田市教育委員で、

おのおので講演をすることはあったが、

セットで行うのは初めてだそうだ。

 

山崎福太郎氏はパラリンピックに出場したわけだから、

障害を持っていて、

生まれつき

右手の肘から下、左足の膝から下、左手の指の一部が欠損している

小学校で児童会長をつとめたり、野球をやったりした。

中学校では柔道部にはいって、上田市の大会で4位にまでなった。

高校生になっても柔道部にはいって黒帯を取得したという。

ちなみに、義足をつけての公式戦は本来は不可なので、

高校時代は公式戦には出られなかったのだそうだ。

 

彼の人生のあゆみを聞けば、

彼がとても負けず嫌いで、

障害を理由に妥協しないタイプだということはわかる。

そして彼はその人生のなかで、

自分の人生を支えてくれた教師という職業に憧れて、

現在にいたる。

 

実に直接的に心に響く、いい話だった。

うちの息子達にも聞かせたいほどだ。

ただ、彼はこれから人の負の思いというものに直面して、

きっと思い悩むことになるだろうと思う。

それでも、今の自分のあり様を持ち続けてほしいと思う。

それが、時間がかかったとしても子どもたちに光を見せることになるから・・・。

 

午後は、分科会ということで、

こども食堂 in 小諸の小林重太郎氏の講演と、

グループワークをしていきた。

こども食堂にはとても強い興味を持っているし、

ぜひ、やっている人の生の声を聞いてみたかったというのが、

その分科会を選んだ動機だ。

 

こども食堂は多くの場合、月1回ぐらいの実施だという。

現実的に貧困に見舞われているこどもを救済する・・・

という目的は

なかなか直接的には達成できないようだ。

だが、こどもの声にならない?声にだせない?声を、

聞き止める機会にしたい・・・

そういう思いで運営しているという。

 

私も佐久穂町にこども食堂をつくりたいと思っている。

ただ、貧困層にご飯を食べさせる・・・

といったイメージではなく。

こどもへの学習支援や保護者支援、

貧困層への対応もそうだし、

ようはコミュニティーづくり。

 

どうも、こども食堂という言葉が、

マスコミによって独り歩きしている気がする。

その独り歩きのために、

実際に運営されているところがいくつかあるのに、

そういった人たちへの周知がされていないのが現状だという。 

さらに、そういった状況で、

誰でもくることができるオープンな場所にすればするほど、

本来きて欲しい人、

貧困層のこどもや、いじめをうけているこども、

学校にいけなくなってしまったこどもなど、

そういった人たちがどんどん参加しづらくなるという

ジレンマがある。

 

ただ、私としてはこういった活動を実際にやっていて、

そこでの様子などを聞けば聞くほど、

私の思いもつよくなってくるわけで・・・

とってもいいことだなぁと自分で自分を慰めている。

 

いずれにせよ、とっても貴重な時間を過ごせたと、

自分では思っている。

考えるだけでは何も進まない。

まず行動!

そう強く思えた貴重な研修だった。

 

明日、佐久穂小学校音楽会実施

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