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喬木村夜間休日議会と選挙制度?

5月7日13:00から松本キッセイ文化ホールで

第4回町村議会改革シンポジウムin長野に参加してきた。

基本的なテーマは町村議会議員のなり手不足について。

第1部は事例発表が行われた。

 

前回は町村議会のあり方に関する研究会の報告書と私の妄想について書いた。

実はこれ以外にも興味深かったのが、

喬木村の事例発表。

喬木村議会議長の下岡幸文氏と事務局長の鞍馬淳氏が担当。

喬木村は夜間休日議会を基本とした議会運営をしている。

 

喬木村の夜間休日議会は、

本会議の一般質問を土日のどちらかに開催する。

また、私も同様に主張しているが、

やっぱり本会議よりも

委員会審査を住民に傍聴してもらいたいという思いがあって、

常任委員会は平日の夜間、19:00~21:00に開催している。

予算・補正予算・決算については6・12月は夜間、3月・9月は昼間に開催。

 

これらを実際に運営するにあたって、

各議員にPCメールを使ってもらって、

議案書の配布や情報共有・回覧などをしている。

また、平日夜間の2時間のみで濃密な審査を行うために、

各議員のスキルをあげることで効率化をはかることが不可欠だという。

よく問題になる行政側の職員の人件費については、

代替休暇によって対応しているらしい。

 

これにより、会社員でありながら、

会社の理解を得た上で町村議会議員を兼務することも可能になるかもしれない。

逆に、女性の議会参加への障害になるのでは?

という意見もでていたけど・・・。

私個人的には・・・自営業が学習塾だから、

夜に議会をされると町議会議員と自営業の両立は不可能かもしれない。

 

喬木村議会議長が質問に答えた中に、

私の中でまったくなかった視点に触れさせてもらった。

それは選挙制度!

喬木村議会は国に1人2票制度を提言しているらしい。

これは喬木村の事情による。

喬木村はまだ・・・多くの市町村議会がそうなのかもしれないが、

区の代表が、区に押されて町議会議員に立候補する。

となると、当然、区民はその代表に投票する。

ところが現実的には、

区から立候補者を出さない、出せないことはあっても、

区の数以上の立候補者がでるわけがなく、

さらに、神輿のように押されて立候補するのはちょっと・・・という風潮・・・、

これでは議員のなり手不足を加速させることになる。

だから、区の候補者に1票、候補者そのものに入れる1票。

 

この選挙制度が適切かどうかはおいておいて、

選挙制度そのものに対して、

そこに焦点を当てて改革を行っていくという視点は、

正直、私にはなかった。

これに気づくことができたのはとってもありがたい。

 

ちなみに私は、

川久保地区の人には選挙の際にとってもお世話になった。

それは事実として、

でも、川久保地区の代表として地区から押された候補者ではない。

川久保地区を良くすることと佐久穂町を良くすることとは、

なんら差がないと思っているので問題ないと思う。

言いたいのは、

地区や政党の後ろ盾がなくても、

もっとアバウトな支援者の皆さんの力で町議会議員になれた、

そういう存在がここにある!ということ。

だから、そういう後ろ盾がない人だって、

そういう思いがあれば、どんどん町議会議員になってほしいと思う。

・・・そうなるとやっぱり多数参画型のほうがいいのかなぁ・・・。

揺れる思い・・・。

 

議会改革特別委員会まであと14日

 

 

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