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視察研修について考える?

地方議会の視察研修というものを考える。

佐久穂町議会にも視察研修はあるし、

一部事務組合、

私が所属しているのは南佐久環境衛生組合だが、

そこにも視察研修というものはある。

 

佐久穂町の場合は、

通例で視察研修というものを委員会ごとに行う。

とはいっても、2つしか委員会がないわけで、

現実的には合同で行うことが多いようだ。

昨年は1泊2日で大口町などに視察研修に行った

今年は通例で行けば2泊3日で視察研修にいくことになる。

ようするに、1年おきに1泊と2泊を交互に行うそうだ。

 

さて、一般の住民にとって、具体的には佐久穂町民にとって、

地方議会の、つまり佐久穂町議会の視察研修と聞いて、

どんなイメージをもつものだろうかと、

真剣に考えてしまう。

自分がいち町民であればやはりこう考えてしまうだろう。

「みんなで仲良く旅行行っているんでしょ?」って。

これは、私が言うと問題があるかもしれないが、

あえて、普通の住民が思っている感覚なのではないかと思う。

 

私自身は昨年の視察研修で、様々なことを学んできた。

それは過去のブログを見てもらいたい。

いやもう、知らないことばっかりで本当に勉強になったのは事実。

ただ、正直に言えば、

今、私が議会議員として直接活かせるような視察研修をしたかといえば・・・。

間違っても、現状を否定していると思わないでほしい。

ただ、私や他の町議会議員それぞれに課せられた・・・

というか、

自分で課しているテーマはそれぞれ異なっているのではないか。

 

まぁ、確かに、

自分の費用で研修してこい!

と言われれば、それまで。

全くその通り。

でも、私が、私の費用でもって視察研修に行く・行かないということと、

公費を使って研修にどこに行くのか?

ということとでは、全く別問題だと思うのだ。

前者は町議会議員個人の政治活動の意識の問題で、

後者は町議会のあり方の問題なのではないか・・・。

 

そもそもだ。

視察研修の機会があるから、行く・・・

というのはナンセンスだと思っている。

視察研修すべき内容が現出して、

〇〇をしなくてなならない!

そういった政治的な問題が発生した、もしくはしている、

もしくはそれへの対応手段のヒントになることがあるから・・・

そういった動機があって、

そこではじめて具体的に視察研修という手段が出てくるものだろうと思う。

 

以前にも感銘をうけた話として書いたが、

私は、

他の市町村議会の本会議はもちろん委員会審査や、

「議会だより」を作成している広報編集の実際の様子、

実際に夜間議会ってどんな感じで行っているのか、

タブレット議会って実際にどの様に本会議で運営されているのか・・・

そういったものを直接、自分の目で見たい。

 

きっと、そう思っている町議会議員もそれなりにいるのではないか。

それをなんとか、議会費で行く視察研修でいけないだろうか?

もっというと、現在の議会費の中の視察研修の費用を、

政務活動費にして、

それぞれが、それぞれのテーマに沿った視察研修ができないものか?

仮にそれが複数人集まれば、複数人で視察研修にいけばいい。

 

また、ぶりかえすようだが・・・

個人のテーマなら個人で視察にいけばいい!

と、主張する人は当然いるだろうし、まぁ正論であると思う。

じゃぁ、町議会全体の視察研修というのは、

町議会全体がそういった必要を強く感じたから実施されているのか?

といった問が自然と発生する。

それに対してはどうやって答えてくれるのだろうか?

町議会全体のテーマにならなければ視察研修は行かなくてもいい!

ということになるのかな。

だとしたら、私としてはこちらもしごくもっともで、

まさに正論だと思うけど。

 

市町村議会はまず自ら率先して、

視察研修のあり方について、

その必要性と形式について再検討しなければならないと、

強く思うわけだ。

 

南佐久環境衛生組合全員協議会、明日開催

 

 

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