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消防団を憂う声?

川久保地区第一常会の花見に行ってきた。

花見といっても桜は咲いているはずもなく、

バケツに挿してある桜を愛でながら懇親会・・・

と、毎年のことならなるはずなのだが、

今年はバリっと開花・・・どころか若葉が出てきてる状態。

 

いずれにせよ、地域の人との交流ができる。

実はその日、

妻は翌日の参観日のために遅くなることが確定していたので、

3愚息をともなって夕食を食べにいった・・・

といった感じが正直なところ。

そこで消防団についての今後を憂う声を聞いた。

 

こっそりだが、

実は私も佐久穂町消防団に所属していた。

佐久長聖中学に勤務していた頃の話。

仕事の関係から年中行事、たとえば出初式などには、

ほとんど参加できないことがわかっていたから、

最初は断ったんだけど・・・

地域のためということや、

普段の活動に出てくれればいいといわれて、

入団した。

 

やはり、現実は予想の通り。

もともとある組織に途中で新人として入っても、

新人研修があるわけでもないし、

当時はこれといった親しい人もいないから、

わからないところが素直に聞けないし、

電話がかかってきても誰だかわからないし、

場所について説明されても全くちんぷんかんぷん。

組織の動きや全体像なんかもわからないし、

特にこういった地域は、

昔から地域で一緒に過ごしてきた人たちが多いから、

自分たちが知っていることは常識だと思っているし、

その常識を知らないという前提で、

話をするわけでもないし・・・。

 

でもって、普段の仕事の関係で、

参加できたのは毎年の防火水槽の掃除や

春の道水路普請の際の消火栓の使い方説明ぐらいだった。

夜警は数回程度・・・。

操法大会にむけてのお手伝いには行ったかな。

消防団全体の行事には、

ほとんどと言っていいほど参加できなかった。

 

案の定、これも予想通り、

行事にいかないから、自分自身で消防団に所属していることが、

どんどん心苦しくなっていく。

思うことがあっても発言もしないし、

なんだか参加しているけど隅っこでじっとしてる・・・

だんだん居心地が悪くなる。

そういった感じだった。

 

周りの消防団の方々の配慮もあって、

偶然、選挙に出る前々年に退団するはこびになった。

そのときは、私の人生が、

まさかこんな風になっているなんて思いもつかなかったけど。

今でも、もう少しなにかできたかも・・・

とも、思っているし、

こんな思いをしている人、他にもいるのかなぁ・・・

なんて思ったりもする。

 

消防団というのは地域に貢献したいと思う、

その思いを具現化する所だと私は思っている。

卵が先かにわとりが先かという話は、

この場合、実はとても重要で、

報酬をもらっているんだから、しっかりと消防団の仕事をしろ

消防団の仕事をしてくれているから、報酬を支払おう

とでは、ことの顛末が大きく変化する。

 

前者の考え方であれば、言い方を変えると

ちゃんとした報酬がもらえないならば、消防団の仕事はとてもやっていけませんな。

という発想へと発展する。

ならば当然、報酬のための人の集合体ができるわけで、

報酬に満足できなければ、

どんどんと参加者が減少していくことになる。

 

後者の考え方であれば、

ボランティアで消防活動に参加しますが、あくまでもボランティアの範囲でしか参加できません。報酬?あぁ、いただけるならもらっておきます。

この考え方だと、あくまでもボランティア参加なので、

集団としての規律や団結は保ちにくくなるだろう。

消防という仕事から考えると、これはこれで中々問題ではある。

ただ、参加者が増える減るということに関しては、

なんとも予想ができないが、

ボランティア活動だと割り切ってしまえば、

消防団への関わり方の色々な側面を

見出すことができるような気がする。

 

人口が減少し、消防団員が減少し、

しかも、人口が少ない地域であれば消防署が遠くなる。

こんな状況で、佐久穂町の消防団はどんな様子なんだろうか。

金はもちろんない。

けど、体裁はガッチリととのえたい。

・・・その体裁っていつの時代のものだろう。

いつの時代に即した体裁なのか。

 

消防団、PTA、地区活動、公民館活動・・・

あらゆる中間的な組織が、

今の経済の仕組みについていけなくなっている。

 

民間企業ならば利益を生み出せず淘汰されていってしまうので、

変革を余儀なくされる。

よしんば民間企業がその変革についていけなければ、

すなわち団体の終末を意味する。

 

だが、先に述べたような中間的な組織はどうか?

その集団の生命力がつきるのをただただ、待っているのではないか?

それは、仕組みの問題だと思うが、

それでも仕組みは仕組みを変えることができない!

ならば、誰かがそれを実行に移さなければならない・・・

ところまできているような気がする。

 

南佐久環境衛生組合全員協議会まであと7日

 

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