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銀行口座凍結と相続手続き?

人が亡くなる前に残されたものは何をすべきか?

という話がでてくると、

リアルの世界でもネットの世界でも、

必ずといっていいほど言われるのが、

ある程度のまとまったお金を、

銀行からおろしておいたほうがいい!

という話がでてくる。

 

亡くなった人の銀行口座は、それがわかった時点で即時凍結・・・

だから、引き落とせなくなる前に、

葬式などに必要なお金はとりあえず現金化しておいたほうがいいよって話。

まぁ、ごもっとも。

特に、長野県だと、

お悔やみ欄に葬式などの情報が載ることが多いから、

本当かウソかはわからないが、

それらの情報から銀行口座が凍結されてしまうということも聞いたことがある。

 

父の場合は、私が銀行巡りをした結果、

すべての銀行で私が申告したために凍結ということになった。

つまり、どの銀行も父が12月24日に亡くなったということを

知らなかったということでもある。

 

さて、前もって現金化しておくべき・・・

という情報はよく見るが、

そのあとどうなるか?ということになると、

その情報をネットで見た記憶がない。

もっとも・・・興味がなかったから見ていないだけかもしれない。

 

大前提として、銀行ごとに手続きが異なる・・・

だから私が思っている一般的な手続きについて書いていく。

 

まずベースになるのが、

法定相続人を確定させることのようだ。

これについては、

・・・結構面倒なんだけど・・・

父の例でいくと、

父が生まれてから死ぬまでの戸籍謄本の時間的な経過がわかるものが必要。

まず何度もお世話になった支所で、

名古屋市の分の父の戸籍謄本を取得。

父は母と結婚したとき、

本籍をお爺ちゃんたちの住んでいた

名古屋市中川区に移し、

緑区にマイホームを建てるまではそこを本籍にしていた。

緑区の今の実家に本籍を移してからは除籍、

つまり死んでしまうまではそこだったようだ。

ただ、それを確認しただけでは、

銀行としては法定相続人を決められない。

なぜなら、母と結婚をして中川区に本籍をうつす以前に、

父が秘密裏に、結婚・離婚や養子縁組をしている可能性が拭えないからだ。

そこで、それ以前の戸籍謄本が必要となる。

父は、名古屋の病院で生まれたらしいが、

お爺ちゃんの本籍地が岐阜県だったために、

岐阜県武儀郡武儀村に戸籍があったようだ。

現在では岐阜県関市になっているようだが・・・。

そこへ父の戸籍謄本を取り寄せるお願いをしなければならない!

・・・これはヘビーだ。

 

もっとも父の場合はそれでも2か所から戸籍謄本をとるだけで済むが、

これが、本籍地をいくつも移動している人は・・・

移動している本人は亡くなっているので苦労ではないが、

残された人はそれをひとつづつ追っていかなければならないという・・・。

なんとも手間のかかる話。

 

さて、その書類で法定相続人が確定すれば、

あとはその法定相続人、全員の印鑑証明が必要となる。

これは、銀行口座のお金を、相続として、

どのように取り扱うかを決める書類を作成する際に必要となる。

今回の場合は、母の印鑑証明・私・弟ということになるだろう。

当然というか普通、父の印鑑証明は作成してあるが、

母の印鑑証明は登録していない。

これを機に、印鑑を作成したり、印鑑証明を登録したりしなくてはならない。

 

で、印鑑証明が用意できたら、

銀行口座のお金をどのようにするか?

という書類を作成する。

例えばある銀行口座に100万円入っていたとしよう。

それをAさんの口座に50万円振り込んで、

Bさんの口座に30万円、Cさんの口座に20万円振り込むという内容を、

その書類に書く。

その上で、AさんBさんCさん・・・法定相続人すべてが署名押印する。

その押印に対して印鑑証明が必要ということになる。

 

これを銀行ごとにおこなわなければならない。

だから、10ぐらいの銀行に資産を分けて入れてある場合は、

全部同じような手続きをしてまわらなければならない。

 

今回の父の場合は、郵便局をあわせて4つ。

正直、残高が少ないところはどうしよう???

なんて思ってしまう。

手続きにかかる手間を考えると・・・。

 

資産・・・つまり銀行に預けてある金額の大小が問題ではない。

いくつの銀行に分けて預けてあるか?は、

残された人にとっては重大すぎる問題である。

さて、私はどうだろう?

 

生きている間に迷惑をかけたくないと思っている人は結構いるとは思うが、

死後・・・残された人に負担を強いるのは、

自分の場合は嫌だなぁって正直思う。

こういったことが経験できれば、

それでもそういう風に思える自分がいて、

すこしホッとしている。

 

広報編集調査委員会まであと4日

 

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