スポンサーリンク

私は押しかけたのか?

ずっと読まれている人は覚えておいでかもしれない。

このブログを始めた頃の話。

 

3月の末に、中1・2を担任したクラスの卒業式があって、

式にも行き、また担任を私から引き継いでくれた人の好意で、

最後のホームルームでお話をさせてもらった。

こんな機会を与えてもらって本当に感謝している。

 

私は自分の都合で、

佐久長聖中学校の2年4組の担任とその学年主任を降りた。

自分の都合で自分の道に進んでいってしまった私がいるわけで、

申し訳ないという気持ちはもちろんある。

はたして私がその仕事を続けていたらもっと良かったのではないか?

などと自惚れるつもりもないし、

今よりも良い状況を作れたという自信も当然ないし、

現実的にはそうなっているとは全く思えない。

 

そもそも、人間はあーだったら・こーだったらと、

選択をし終わったあとに、あれこれ仮定の未来を考える。

そういった時、ほとんどの場合、よい未来しか想像しない。

だから、別にあったであろう歴史は、

こうなってたらよかったのに(この「よかったのに」が重要)

という思考をするのは、今後のための学習という意味合い以外は、

無意味である以上に有害になりうると思っている。

そういった意味で、私が担任と学年主任を辞めたことは1つの事象でしかない。

 

選択するということは、生きる上でとても大切な行為なのだ。

あっている・間違っているということではなく、

選択させられたという状況にならずに、

納得いく選択を自発的にできたか否か・・・という観点で。

 

1つの事象でしかないと思っているが、

それと同時に、やはり今の自分があるのは

生徒や保護者、それに後を引き継いでくれた担任の先生を始めとする

皆さんのお陰であると思う。

だから、私はできるだけ関係を断つことはしたくはないと思っている。

私を構成してくれたすべての要素であるだろうと思うから・・・。

まぁ、もちろん相手方がそれを望んでいなければ、しかたがないが。

 

長々とつづってきたが、今日、

こんなことを言われた。

西部先生、元担任の3年生の卒業式に押しかけて、

元担任の先生を差し置いて、

60分のホームルーム中、50分も話をしたんだって?

って。

 

・・・あれ?

押しかけた?

 

あぁ、そういう風に受け止める人がいるんだ・・・。

 

この話は、佐久長聖中学校の職員から聞いたものでも、

その当時の保護者から聞いたものでもない。

そこに関わりのない第三者から噂話として聞いた話。

 

こういう話を最初に、

おもしろおかしく、もしくは、私に悪意を込めて、

誰かに伝えた人がいるんだろう。

そこから、やはり誰かが、

おもしろおかしく、もしくは、私に悪意を込めて、

話を広げていったのだと推測する・・・。

悪意をこめたのであればまだしも、

おもしろおかしく・・・だとしたら絶句。

子どもたちにも以前つたえた、

無自覚の悪意ほど人の世を歪めるものはない!

 

実は、その卒業式のあと、謝恩会が行われた。

私は用事があると言って、出席しなかったが、

用事は実際にあったものの、正直、

私が、のこのこと出ていって、現担任団でもないのに謝恩されるのは・・・

という思いがあったので、

当然、もし用事がなかったとしても、

謝恩会参加は辞退するつもりだった。

 

そういう思いがあることも、

この第三者は知らずに・・・いや知っていてか?・・・

話を広げてくれるわけだ。

 

 

実は私は、Mr.ネガティブとふざけて呼ばれていたこともあって、

他者に対して、それほど攻撃的にはなれない。

どちらかと言うと自分が悪いと落ち込んでしまうタイプなんだろうね。

きっと自分の配慮があまりにもなさすぎたということだったんだろうな。

「彼らにお話してください」とその時の担任に言われても、

強固に断るべきだったんだ・・・きっと。

すんだことだから、今後の糧にしていくしかないが・・・。

 

最後に、

私がこう思っているに過ぎないわけだが、

もし、大多数のその場にいた皆さんが、

実は噂話のほうが、より正しい事実だと思っていて、

西部でしゃばりすぎだ!

ってその時思っていたのなら、

本当にごめんなさい。配慮が足りませんでした。

と、お詫びをしたい。

 

いじけ度が増した一日だった・・・。

 

9月定例会まであと13日

コメント

  1. 白倉由美 より:

    残暑お見舞い申し上げます。西部さんより少し年上のおばさんから一言。教え子の関係者ではなく、全く関係ない方からの発言なのであれば、それは、(唐人の寝言)と聞き流していいと思います。世の中十人十色ではありませんか。私が在職していた一年の間にも何が何でも自分の意見を正しいと、言い大騒ぎしていた子がいましたよ?そんな時はいつも色んな考え方があってもいいけど人を傷つけているのかどうかも考えて発言のできる人になってもらいたいと皆に伝えてきましたが、大人の世界でもまだきがつかない人がいるのはとても残念ですね。まあ色んな人がいるんですねこの世の中

    • 西部 元和 より:

      コメントありがとうございます。全くその通りだと思いますし、わかっては入るんですけどね。根がネガティブなものですから(笑)。冗談はさておき、やはり職業病というやつもありますから余計、万人受けしたいという願望が強いのかもしれません。その反面、世捨て人のような感覚も持ち合わせていたり・・・。いずれにせよ、こうやって書いて客観視することと、先生をはじめとした色々な方々に意見をいただいたり、励ましてもらったり、叱咤してもらったりすることで、この重い体を支えることができています。本当にありがとうございます。私もいつ無自覚な悪意を発動するやもしれませんから、十分に注意していきたいと思いますし、私自身が気が付けないときは、皆様に注意をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。

  2. 白倉由美 より:

    相田みつおさんが言ってますよ(人間だもの)//

タイトルとURLをコピーしました