12月18日に佐久穂町議会12月定例会は閉会した。
今回の議案についての賛否は以下の通り。
議案64号の議員報酬をあげる条例については、
賛成討論者が1名、反対討論者はなしだった。
また議長を除き13名のうち、
賛成9名、反対4名となり賛成多数で可決となった。
私はもちろん賛成の立場である。
この4年間で佐久穂町議会は議会改革特別委員会で、
議員定数や議員報酬についての検証を続けてきた。
その結果、
議員定数を14名から12名に削減する条例を提出し、
賛成多数で可決され、
次の4月に行われる佐久穂町議会議員選挙では、
議員定数が12名ということになった。
一方、議員報酬については検証はできるものの、
現実問題として議員から議案を提出は普通しない。
なぜならば、議員に限らず特別職の報酬については、
佐久穂町長から諮問を受けた佐久穂町報酬審議会が審議をし、
その答申に基づいて、佐久穂町長が条例改正を提案する・・・
という経路をたどる必要がある。
もちろん、佐久穂町議会議会改革特別委員会や議長が、
佐久穂町長に検証結果を事前に提出している。
それを受けての上のような経緯となる。
賛否については各議員の権利であるから、
議員定数削減についても議員報酬上昇についても、
賛成反対がわかれるのは当然のことだ。
だが、それが多数決という決定方法を経て、
議員定数削減と議員報酬上昇が可決されたこともまた事実。
そして、残念ながら、
地方議員が報酬を受け取らない・・・
もしくは一部返却することは公職選挙法上不可能である。
となると、反対した議員もまた、
その報酬を満額受け取ることになるわけで、
きっと忸怩たる思いで、もんもんとしてしまうことだろう。
そうなると、
議員報酬上昇に責任や不満を感じている議員は、
きっと今まで以上に議会活動や議員活動に尽力し、
よりよい方向に社会がうごいていくのではないか?
と妄想したりしている。
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