9月定例会の主たる議題は、
前年度の予算に対する決算の認定となる。
当然だが、
9月12日13日に行われた総務文教常任委員会でも、
各担当所管課の審議にあたり、
前年度の事業についての検証をすることになる。
総務文教常任委員会の所管課は、
総合政策課、総務課、住民税務課、
こども課、生涯学習課、議会事務局となる。
決算認定においてはざっと確認できるように、
行政側から主要な施策の成果説明書なるものが提出される。
提出されるのはありがたいことだが、
具体的な事業の成果が書かれているのか?
もちろん完璧な事業というのはありはしないのだから、
来年度に向けての反省点が検証されているか・・・など、
いわゆるPDCAサイクルを言いながら、
それが明記されていないことが私としては不満である。
1つの事例として、主要な施策の成果説明書の、
総合政策課分を表紙や総括とともに載せてみる。
厳しい言い方をすれば、これは、こどもが、
勉強をこんな問題を◯問、こんな練習を◯時間やった!
という報告に近いものだと思わざるを得ない。
そういう観点で言えば、
重要なのは、そのこどもがどれだけ頑張ったか?ではなく、
テストなどでどれぐらい点数が上昇したか?ということ。
点数が上昇すれば、その方法は現状で合っているということだし、
点数が上がらなければ、当面、一部もしくは全部の改善が必要とされるだろう。
もちろん点数が上がらなかったとしても、
やったことが無駄だということはない。
それこそがPDCAサイクルというものだ。
現実的にこれについては我々議員も反省すべき点がある。
先のこどもの例で言うと、
やったことの価値を認めず、具体的代案を提示せず、
0か100かのように判別して細部を批判ばかりするようだと、
そりゃこどももやる気を無くしてしまうし、
それだけでなくついにはテスト結果すら見せなくなってしまう・・・
ということと同じであろうと思う。
つまり、予算執行を審査する議員が、
後出しじゃんけん上等で、揚げ足取りばかりをしていれば、
揚げ足取りされるぐらいなら詳細を提示しない・・・
という思考行動の方向性をつけてしまうのは当然の帰結である。
過去と他者は変えられない。
だから、私は少なくとも、
こどもたちにとってそういう大人や親や教育者にならないように、
また、佐久穂町をよくしようと働いてくれている役場の職員の方にとって、
そういうただただ嫌味を言うような議員にならないように、
これからと自分を変えていきたいと思う。
9月定例会採決閉会まであと3日
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