7月1日におでかけ議会の特別編として、
北部消防署にお邪魔した。
この記事は前回の記事に引き続き、
後半の意見交換会について。
様々な事例を踏まえて、現状を聞かせてもらった。
以下、ざっくりと箇条書き。
・自力で移動できる状態で、救急要請されることがある。北部消防署には救急車が2台、救急搬送人員が6名しかないので、救急車が出払ってしまうと、いざというときに出動できなくなることもある。
・救急要請された場合、不搬送という選択肢は基本的にできないためどのような状態でも対応せざるを得ない。
・搬送先の病院は病状やケガの具合、またそれぞれの病院の都合などにより決まる。その決定までには時間がかかることもあり、搬送先が決まらない限り救急車は出発できない。
・搬送先の際にかかりつけ医があるとスムーズに行くこともある。逆に、特定の病院を指定されても、病院側の都合でそのとおりにできないことも多い。
・緊急事態のときは、病院に電話にて許可を取り、指定された医療行為をおこなうこともある。また、心肺停止のときは、一刻を争うので、最優先で蘇生を行うことが多い。
・日頃から油断による事故やケガに気をつけてほしい。たとえば、山登り途中での救急要請の場合、軽装・準備不足が原因となる事故やケガの事例も多い。
・救急体制における人員不足はもちろんのこと、人材不足が心配される。
・佐久地区の場合、医療センターが搬送先の最後の砦となっているので、重傷者の受け入れが優先されている状態であることを理解してもらいたい。
他にも、佐久医療センターのドクターヘリやドクターカーの話も聞いた。
参加されている隊員の方全員に思う所も話してもらった。
とても有意義な時間が取れたと思う。
北部消防署の管轄が佐久市と佐久穂町だから、
個人的な意見としては、
佐久市議会議員のみなさんにも、
同じような研修をしてもらえたらと思う。
有意義であることは保証したい。
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