6月22日の土曜日。
次男の所属するソフトテニス男子の団体戦の東信大会が、
上田市総合体育館丸子テニスコートで行われた。
2週間前に同佐久大会が行われたが、
その時、9校中8校が東信大会に出場できるという状況。
東信大会は、上田市小県郡の選出の8校と合わせて16校で実施。
子どもが多かった私の世代なんかすると、
もはや地区予選にもならないのでは?と思う数。
現実的に、サッカーや野球などは、
各地区大会をなくして、
東信大会からスタートするようになってきている。
過疎の波をヒシヒシと感じる。
で、男子ソフトテニス東信大会。
トーナメントで行われるのだが、
佐久穂中学校は地区予選が6位だったため、
1回戦は上小地区の上位とあたった。
これに勝利。
正直、個人的には大金星だと思った。
なぜか?
それはソフトテニスの団体戦の方法によるところが大きい。
ソフトテニスの場合、ダブルス・・・つまりペアが基本単位となる。
それを3ペア準備し、1試合目から3試合目を割り当てる。
つまり、ジャンケンと同じ要素があるわけだ。
たとえば、
A・B・Cが甲中学校の強い順、
い・ろ・はが乙中学校の強い順だとして、
A=い、B=ろ、C=は、のように力量が同等だったとしても、
対戦カードがA対は、B対い、C対ろと組み合わされば、
乙中学校が勝つ可能性がかなり高くなるという感じだ。
かつ、選手層の厚さがものをいう仕組みとなっている。
ようするに選手が多いところほど、
実力者が確率的に多くなるということだ。
だから、個人的な予想では、
1回戦の佐久穂中学校は苦しい状況であった。
だからこその大金星だと感じるわけだ。
しかし、大金星を挙げているのは佐久穂中学校だけではない。
他の中学校も予想に反して勝ち上がってきた。
結果、佐久穂中学校は2回戦目敗退。
その後に行われた県大会出場をかけた順位決定戦にも敗退し、
団体戦としての9年生の大会は終了した。
6月23日の日曜日は個人戦の予定だったが雨で中止。
6月29日に実施される運びとなる。
さて、過疎地における中学部活動・・・。
いよいよ合同チームを形成しなければならない事態が、
当たり前のようになってきた。
部活動ごとき・・・と言われればそれまでだが、
教育格差はそういったところから顕著に現れる。
なんなら、部活動を重点においている子どもと親にとっては、
中学校を選択する
といったことまで起こってくる。
批判もあろうかと思うが、
孟母三遷の教えにもあるように、古代中国の時代から、
親が子どもの教育環境を整えることの重要性
は、一定の良い評価を受けている。
自分の子どものためであれば、
何よりも優先するのだという思いに、歯止めはかけられない。
国・都道府県・市町村のために個人が存在するわけではなく、
個人のために行政機関が存在するのは自明の理。
ちまたでは消滅可能性自治体の話題がよく出るが、
自治体を消滅させないために人口を増やす・・・
という考えでは、何も生み出さないし、何も解決しない。
そこに住む住民が必要とする社会を担保するために、
自治体が踏ん張ることこそ、
それすなわち消滅可能性自治体がしなければならないことだと、
この中学部活動事情を鑑みるに、
強く思うばかりだ。
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