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いわゆる5年ルール?

前回の障害者雇用について。

今回の相談というのの本質的な部分は、

いわゆる5年ルールについての捉え方にある。

 

というわけで、またもや厚生労働省のホームページより、

無期転換ルールについて。

下には、概論としてわかりやすいと思うので、

令和2年度に出された、

鹿児島労働局が出したと思われるリーフレットを載せる。

と、これが一般的にいわれている、

いわゆる5年ルール。

簡単に言うと、非正規雇用の労働者が、

不当に扱われないようにするための処置だ。

 

さて、今回焦点を当てたいのは、

地方自治体の会計年度任用職員についての事例。

相談された内容というのはこの話についてだ。

 

さて、結論からいうと、

地方自治体の会計年度任用職員の場合は、

この5年ルールは適用されない。

 

会計年度任用職員については、

このホームページ、コムノオトに詳しい。

ここの、会計年度任用職員の問題点というページにこうある。

任用期間の更新回数に上限があり雇止めにあう

再度任用されても条件付き採用となる

5年ルールが適用されない

制度移行後、年収が下がった自治体がある

つまり単年度雇用であるため、

5年ルールはおろか、

任用期間の更新時に雇止めにあうのが通例のようだ。

 

さらに現実的な話をすると、

地方自治体の会計年度任用職員というのは、

専門性が高い場合ならばその限りではないかもしれないが、

一般事務職ならば、

配置換えなどにより一箇所にとどまらないようにしているようだ。

これは実は、会計年度任用職員に限ったことではなく、

正規職員ですらひとつの課にとどまることは少ない。

 

そんな雇用慣習の中なので、なおさら、

会計年度任用職員の雇止めはごくごく普通のことのようだ。

 

とはいえ、

雇われる側からするとこれほどの苦痛はない。

あるアニメでこんなセリフがあった。

泣いて馬謖を斬る・・・か。

泣いてすむならいくらでも馬謖を斬るでしょうな!

いや、ごもっともだ。

斬られた馬謖はたまったもんじゃない!

というのが本音だろう。

 

社会には理不尽がたくさんある。

が、その理不尽は平等に人に降り注ぐべきであって、

その偏りがある社会というのは、

世知辛い世の中だと思うし、

馬謖の立場にならなければ、

馬謖の気持ちはわからないだろうと思うのだ。

 

2月全員協議会まであと8日

 

 

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