10月30日から11月1日まで、
佐久穂町議会委員会合同視察が行われている。
前日の茨城県常総市から、
その日のうちに宮城県仙台市に移動して、宿泊。
その日の研修場所は、
宮城県富谷市の株式会社ゴリラファームの
就労継続支援B型事業所AMEHARE。
ゴリラファームの様子は次々回の記事に譲るとして・・・
いつもの宿泊をともなう視察研修なら、
朝8時ぐらいにはホテルを出発するのに、
その日の研修先が民間事業所ということもあってか9時出発だった。
これ幸いということで、
朝6時から仙台市内を散策開始。
目的地は、東北大学兼仙台青葉城!
ホテルからは直線で目的地に行けるので、
じゃぁ遠回りしてみようと思って、
まずは宮城県庁へ。
するとそこには、仙台市役所が道向に・・・。
写真はないが更に青葉区役所も県庁の隣にあった。
いわゆる行政機関が集合する区画。
そして、あまり何も考えずざっくり仙台城跡に向かって適当に歩いていると、
こんなものを見つけた。
高校日本史では有名な江戸時代後期の経世論家である
林子平の史跡。
まず経世論という言葉が聞き慣れないので、
ちょっと解説すると、
経世済民に関する考え方や諸対策論を唱える学問。
みんなが知っている経済は実はこの経世済民の略語だったりする。
林子平といえば国防関係の論をぶちまけた人で、
海国兵談という本で有名だ。
ロシアを中心とした外国の脅威を訴えたため、
江戸幕府の意に反するとのことで、
この本は版木を没取されて出版差し止めになる。
ふと、今の日本における地政学的立場が頭に浮かぶ。
さて・・・
なぜ仙台市の青葉区にこの史跡があるのか?
ということだが、
ずばり林子平のお墓があるからだ。
しかもこの地域は、1967年に町名を子平町に改正している。
林子平は蟄居を命じられることになるが、
その時に語ったとされる言葉が、
親も無し、妻無し子無し版木無し、金も無けれど死にたくも無し
だとか・・・粋なおっちゃんで親近感が湧く。
こういった散策中の偶然の発見はかなり得した気分になる。
その時はそう思っていたのだが・・・。
後半へ続く。
本日、佐久穂町議会委員会合同視察2日目
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