12月17日の土曜日に、
佐久穂町青少年育成協議会会長として、
令和4年度長野県青少年健全育成県民大会
に参加してきた。
場所は飯田市にある飯田文化会館。
前回の記事ではついつい移動手段についてを書いてしまった。
今回は本来の県民大会の内容についてお伝えする。
全体の印象を伝えると、
こういった大会にしては案外よく練られていて、
ひとつの出し物が30分程度でまとめられていて、
小気味よくあきがこないようなプログラムになっていた。
この大会の構成を考えた方はなかなかの人物のように思われる。
まず開会・主催者あいさつなどがあり、
この大会のメインイベントのひとつである表彰式が行わる。
その後、来賓祝辞から、アトラクションとして、
飯伊童謡唱歌をうたう会と飯田市立追手町小学校合唱団の子たちによる
童謡の合唱が行われた。
続いて、令和4年度少年の主張長野県大会で、
長野県知事賞を受賞した諏訪清陵高等学校付属中学校3年の生徒による
よりよい子育てのためにできること
という作文の本人による発表が行われた。
こちらは作文の発表というより弁論大会風な感じだったが、
まぁ、演説が上手だなぁって思えるほど、
聞きやすいテンポや声であったと思う。
内容は簡単に言うと、
自分にできることを積み重ねて行くことが大事・・・
という内容だったように思う。
次に、現状報告として2件。
南信州飯田おもしろ科学工房の代表による
あっと驚く感動体験から、ふしぎの心を育てたい
という発表で、
実験を交えながら短時間で説明がなされていた。
また、長野県子ども会育成連合会が創立50周年だそうで、
その総括といえる発表が行われた。
最後に、水野哲夫氏による
いま、求められている性教育とは
という講演がおこなわれた。
日本の性教育の現状の問題点と、
実際に行われている人権教育としての性教育の実践について
動画を見せてくれながらお話してくれた。
確かに、日本の性教育は稚拙で、
そもそも体系化されていない。
本来、性交渉というのは生物学的側面よりも、
現実社会においては人権的側面の方が必要度が高いのは、
大人であれば誰が考えても実感できることだ。
特に興味深かったのは、
平成に入ってからの性教育の流れと政治的関わり。
・・・政治家の知的レベルが問われていると実感。
日本は子どもに大人の知られたくない部分を隠し、
美辞麗句でトッピングしたり、
学術的にシフトすることでごまかしたりすることで、
基本的な教育方針を立てているんだなぁ・・・
と、改めて感じられた。
今回の講演は個人的興味と合致していたこともあって、
とても充実した内容だったと思う。
こういった教育の広がりというものを、
今後も意識的に追い求めていきたいと思う。
明日、議会改革特別委員会
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