スポンサーリンク

まどろっこしさと民主主義?

月1回のペースで、

議会改革特別委員会が開催されている。

1月20日にも開催された。

基本的には、6チームに分かれての分業制となっていて、

それを議会改革特別委員会にもちよる形だ。

 

正直なところ、

形式というのは必要不可欠なものだと知りつつも、

どうしてもそこに

もどかしさを感じられずにはいられない。

 

そもそもそういう意味では、

民主主義という制度が、

まどろっこしさと分離されない制度そのもの

であるといえる。

逆に専制主義や強権主義のほうが、

直接的に動ける制度であることは、

間違いがないし、

それを世界のニュースなどで実感している人も多いに違いない。

 

話がそれた・・・。

で、議会改革特別委員会の話。

各チームでの会議はもちろんだが、

その具体的な活動については、

チームの域を出るものも当然存在する。

というか、具体的な活動になるわけだから、

むしろその方が大部分である。

 

たとえば、私の所属しているICT推進チームで、

各議員のICTのスキルアップを目標に掲げている。

で、具体的に、任意参加とはいえ、

研修をしようとすると、

県議会や大きな市議会レベルなら

所属政党や任意の会派によって、

研修が企画されることはあるが、

佐久穂町のような小さな町村議会であると、

その企画や運営をするのが、

どうしても議会という単位になってしまう。

 

そうなると、議会としての活動であるということになれば、

議会の中の議会改革特別委員会の中のICT推進チームが、

勝手に議会の企画を立案し運営することは、

たとえ良いことであろうと思っていても、

必ず反対者や筋が通らないことを言う議員が出てくる。

それはそうだ。

筋が通らないわけだから・・・。

だから、研修ひとつとってみても、

ICT推進チームから議会改革特別委員会へ意見がなされ、

それを議会改革特別委員会から議会・・・つまり議長に進言、

そして、それを全員協議会で承諾を得るという・・・

大変、まどろっこしい手順を踏まねばならぬ。

 

さらに佐久穂町議会の場合は、

視察研修特別委員会という委員会があるので、

そちらへ議長から議会活動としての要請をするということになる。

ところが、これまた面倒で、

そもそも視察研修特別委員会というのは、

今までが、

委員会視察にいく意見調整をするためだけの委員会

としての活動しかしてこなかったものだから、

それは視察研修特別委員会の仕事ではない!

と、過去の事例をもとに主張する議員もいるかもしれぬ。

そうなると、

視察研修特別委員会内で、

視察を含めた広い意味での研修を企画運営する委員会であることを、

あらためて協議をしたうえで、

その方向性を持つかどうかを決をとらねばならぬ。

 

かように、

形式主義というのはまどろっこしいものなので、

ひとつの大きな特徴として、

反対意見を構築しやすいという側面がある。

しかしながら、

これはまさに人類の生み出した叡智のひとつである。

反対者が反対を述べるにあたって、

ハードルを低くする効果を生み出しているのも、

否定できないし、無視もできない。

 

つまるところ、

民主主義とそれを内包している形式主義は、

専制主義と権威主義の

アンチテーゼとして生まれてきた手法なのだ。

 

話がでかくなるが、

専制主義から民主主義がうまれ、

その民主主義が世の中を席巻する中で、

権威主義的国家が力を持ち始めている現状がある。

それが歴史的な推移であるとみるならば、

ドイツの哲学者ヘーゲルのいうところの、

アウフヘーベンがそろそろ起きるやに思うのだが・・・。

 

私は佐久穂町議会議員の立場にある。

だから、まどろっこしくても、

自分が正義だと勘違いをする病に感染したとしても、

そのルールの中で、

新しい形を紡ぎだしていかねばならないと思うし、

私はどんな状況であっても、

そんな活動を選択するだろう。

それでもダメなら、

また別の方法を考えることにしよう。

 

1月臨時議会開催まであと4日

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました