9月定例会が明日、開会となる。
毎年、9月定例会は決算認定が中心となる。
そして気がつけばすでに毎年恒例となっているが、
佐久穂中学校9年生の公民の授業に使用してもらうため、
このタイミングで、
議会だよりを9年生全員に配布している。
中学生に、
地方自治に対して興味を持ってもらったり、
そのお金の動きについてを理解してもらったりするためでもある。
私が広報編集調査特別委員会に所属して、
これで5年目になる。
この活動を私が始めてから、4回分となる。
こうしてみると、
2年前ぐらいにフルカラーになっていることに気がつく。
決算額の推移を見ると
歳入も歳出も、
東日本台風災害や新型コロナウイルス感染症、
そして新庁舎建設に関わることもあって、
年々、基本的には増加傾向にある。
あくまでも一般論だが、
この額が大きくなっていること、それ自体は、
佐久穂町の財政的危機を声高に言うものではない。
ようは、収入と支出のバランスが崩れたときが問題なのだ。
町の保有する借金、つまり地方債について見ると、
なぜだか不思議と減少傾向にある。
もっとも貯金額である基金の総額も減少傾向にあるので、
手放しで喜べることでもない。
最近は国債である国の借金について、
声高に国民の1人あたりの借金として喧伝することが、
以前ほどではなくなってきた。
まぁそれは当然のことで、
国民1人あたりの借金であると同時に、
それは国債を日本国民が保有しているのであれば、
国民1人あたりの資産ともなりうるわけだから。
最近のお金の話は、
なかなかに複雑になってきていて、
私が子どものころ学習した基礎基本が変わってきている。
こういう時代だからこそ、
中学校の社会科公民分野での経済の学習は、
大要をつかみつつ、
広い視野でお金の学習をしていかねばならないと思う。
少しでも、そのお役に立てれば・・・。
明日、9月定例会開会
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