3月19日に3月定例会の採決および閉会を迎えた。
3月定例会のもっとも大きな議題は、
令和2年度の予算についてだ。
来年度の佐久穂町行政がどのような事業をするのか?
ということが如実に数字に現れる。
基本的に来年度の主な内容というのは、
東日本台風災害の復旧・復興が中心。
単にもとに戻すものもあれば、
更に強化して対応するべきものもある。
不要なものを取り去ることだってあるだろう。
住宅に関してはもちろんのこと、
佐久穂町の場合は農地をはじめとする、
農業関係施設についても急ぎ対応しなければならない。
また、復興を加速させるためのイベントなども行われる。
災害復旧に関連して注目すべき継続事業である、
家の解体や新築住宅に補助金を出す事業も、
昨年度に引き続き継続していくことになる。
この事業については件数もそれなりに出しているので、
移住対策や空き家対策なんかとともに、
さらなる事業拡大を望むところだ。
教育関係では、
GIGAスクール構想を受けて、
佐久穂小中学校のICT化が行われることになる。
電子黒板やタブレット端末の購入・・・
そして1番の問題となるのはその運用方法。
ハードの問題よりもソフトの問題に、
つまりそれらが充分に活用され効果を上げているか?
について注目していかなければならない。
ちなみに冷房設備についてはほぼ今年度で終了している。
佐久穂町役場で大きく変わるのが、
6月頃に実施される新庁舎への移転だ。
建設費用自体はほぼ昨年度の予算として行われているが、
実際に引っ越しするにあたって、
様々な予算が必要となってくる。
特に、ハードが終わった後のソフトについては、
今後さまざまな予算が必要となってくるだろうと思う。
ほかにも佐久穂町役場・保育園・学校給食・こどもセンターなどで、
人の働き方や雇用の形態が変わってくる。
正職員はそのままだとしても、
臨時職員が同一労働同一賃金の考え方のもと、
会計年度任用職員として、
フルタイムかパートタイムの違いはあれど、
雇用されることになる。
また、包括委託という方法が拡大する。
佐久穂町がさまざまな業務を企業にまとめて委託、
その企業がそれぞれの労働力を提供するスタイル。
だから例えばこどもセンターの職員は、
昨年度とまったく行う業務は変わらなくとも、
つまり佐久穂町の業務であるには違いないが、
雇用されている先は、
佐久穂町から包括委託先へと変わることになる。
基本的には変化が見られないが、
これもそのシステムを拡大させていくことで、
どのような変化が生まれてくるかは注視しなくてはならない。
来年度の予算についての、
注目すべきところを本当にざっくり書いてみた。
他にも失念していることもあると思うが、
それは見つけ次第、
別記事で上げていくことにしよう。
明日、全員協議会開催
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