台風19号災害によって被害にあわれた方々に、
お見舞い申し上げます。
かなりの被害をもたらした台風19号。
私の妻の実家も大日向3区にあって、
いまだに水も電気も開通していない。
それでもジジとババは、
電気なくてもなんとかなるし、
水は給水車が来るから・・・と、
今日、大日向の家に戻った。
こういった人たちが、
今回たくさんいるに違いない。
古谷ダムから流れてくる抜井川は、
大日向・川久保・畑中の川沿いの土を削り取っていった。
川の流れが変わってしまうほどの流量だった。
川沿いの家の中には家の下の地面を持っていかれたところもある。
川に沿った道は何か所も侵食され道が川に落ちてしまっている。
道が流されると、
電柱が倒れたり、地下に埋まっている水道管が破損したりする。
まだ地上というか空中にある送電線は、
それでも復旧できるかもしれないが、
道の地下に埋まっている水道管は、
崩落した道を修復してからでないと、
地下の工事ができないのではないかと推測する。
おそらく長期的な断水が続くのではないか・・・。
もうひとつの佐久穂町を流れる千曲川の支流である余地川。
こちらは余地ダムから流れてくる川だが、
完全な通行止めで、
様子を見てくることすらできなかった。
千曲川もその濁流は猛威をふるい、
沿線の道路や建物を破壊し、
堤防付近の田畑や住宅に水域を広げていった。
千曲川の川幅とはこれほどだったのか・・・
と、心底怖い思いがした。
佐久穂町の対応は早かった。
早々に避難の指示を出していたように記憶している。
防災無線をまさに防災無線として十分に活用した。
もちろんインターネットの利用については、
多少遅れていたかのように思われたが、
佐久穂町消防団が、
災害状況の写真をフェイスブックにまめにアップしていたし、
佐久穂町議会議員の井出正臣氏は、
災害状況や対応などを時系列に並べて、
やはりフェイスブックで写真としてアップしていた。
佐久穂町地域おこし協力隊の常田圭一郎氏は、
ツイッターを使って、
災害状況はもちろん交通情報、
フェイスブックのリンクなどを次々とアップしてくれた。
たまたま私が登録させてもらっていたから、
これだけしか紹介できない。
他にもいたにちがいないが、
これらの人たちがインターネット上の情報を支えてくれた。
自分には到底思いつかないし、
それを実行におこすことも今回できなかった。
自分に対してのじくじたる思いとともに、
感謝の気持と尊敬の念を禁じえない。
私の家も12日の夜から13日の朝まで停電だった。
停電になるとテレビも見れないし、
電池がなければ防災無線も聞けない。
情報を収集する方法はもっぱら、
スマートフォンなどを利用したインターネットだった。
と、
私の場合はそれでもこれで済んだが、
実はもっと人口が少ない地域にいくと、
停電によって携帯電話の基地局が稼働せず、
スマートフォンを利用した情報収集も困難だったと聞いている。
これは由々しき事態だ。
こうなると電池によるラジオ放送が強さを発揮する。
いずれにせよ、
停電という状態がどれほど不安をかきたて、
さまざまな活動をストップさせてしまうか・・・。
実際に話しは聞いて、
分かっているつもりになっていたかを実感する。
やはり経験による学習は実に大きな意味を持つ。
まだまだ地域によっては大変な日が続く。
ひとまずは、
町の職員や消防団のみなさんに感謝の意を表し、
今後も続くであろう被災されたみなさんのご苦労を、
なんとか軽減できるようにして行きたいと強く思う。
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