4月19日に4月臨時議会があった。
提案された議案は2件。
辺地対策事業を利用したスクールバス購入について。
もうひとつは任期満了による新しい教育委員の任命について。
ともに全員賛成で可決となった。
私が佐久穂町町議会議員になってから2年が経過した。
佐久穂町議会というのは慣例的な申し合わせによって、
4年の任期を2年と2年に分けて、
議長や副議長をはじめとして、
常任委員会から特別委員会、一部事務組合なども、
人事的に再編成することになっている。
まぁこれは、ほとんどの町村議会がとっている慣例でもある。
ただ、これは慣例であって、
条例などによって明文化されているわけではないから、
色々と手続きや手順が必要となる。
まず、臨時議会は一旦中断。
で、議長がいったん副議長に辞表を提出。
再び本議会に戻って、その辞表についてを全体で承認。
全体で承認した上で、
次の議長の決め方を投票か指名を決める。
普通は投票、今回も多分にもれず投票で・・・。
そこから、一旦本議会を中断し、別室で全員協議会。
全員協議会で、議長に立候補する人を募り、
その人たちが、議長になるための演説をする。
今回は、前評判とは違って、結局立候補が2名となった。
で、再び本議会にもどり全員が投票。
こうやって、新しい議長が決まる。
さらにこのあと、
副議長についても同じような手順を追うことになる。
副議長には、同様に2人が立候補。
で結果、
新たな議長は髙橋康徳議員に、
副議長は高見澤研二議員に決まった。
ちなみに、佐久穂町議会基本条例としても、
立候補した人にしか投票してはいけないというルールはない。
だから、立候補していない人の名前を書くこともできる。
極端な話、AとBが立候補して、
投票の結果、Cが最大の得票数を獲得していたら、
Cが議長になるということもある。
ただ、Cがその結果を受け入れるかどうかという手順が挟まるが・・・。
思い出すのは、当選してすぐの議長・副議長ぎめだ。
あのときは正直言って、
誰がどんな人物なのかをほとんど知らなかった。
私としては議長の選出のための議会内での1票は、
あくまでも私に投票してくれた人の1票が背景にあるわけで、
人柄はもちろん主張・方針などが
認識できていない状況下での、
議長の投票は心苦しかったのを覚えている。
新人議員がいる中での議長決めということは、
制度上、避けられないから仕方がないとしても、
そこを修正する制度的なもとのして、
2年ごとの議長・副議長の選出というのは、
今更ながら、理にかなっているとあらためて思った。
本当に議長としてふさわしいと思う人に、
議員の任期なかばで投票できるというのはとても有意義だ。
ただし、同時に、
2年1期で議長が変わらなければならない
というのも、
集団の生命力を維持していく上で、
制度としてはあまり好ましくないとも思うわけだ。
だから、いっそのこと、
議長・副議長の任期を基本的に2年として、
再任を妨げないという補足も付けた上で、
具体的な制度として明文化できないだろうか・・・などと、
今回のことを経て、妄想してしまった。
このあと、
新しい佐久穂町議会の体制として、
常任委員会・特別委員会・一部事務組合などの
担当議員、委員長などを決めていったわけだが、
それは後編に譲る。
明日、広報編集委員長打ち合わせ
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